埼玉県さいたま市にある「鉄道博物館」。
2012年10月6日に訪れました。これで通算3回目ですかね。
東京駅、旧万世橋跡にあった交通博物館を経た3代目の博物館で、大宮駅からニューシャトルで一駅の『鉄道博物館駅』にあります。
子どもや鉄っちゃんは勿論のこと、大人、特にオッサンにも人気のあるのは、男のロマンを感じさせられるからかもしれません。

プロムナード

『鉄道博物館駅』の駅貼り。
ニューシャトル「鉄道博物館駅」
現在、企画展「鉄道開業ものがたり」を開催中。
期待感膨らむ博物館通路で、天井は新幹線のダイアグラム、そして通路のタイルは何と時刻表になっています。
プロムナード プロムナード
心憎い演出で、更にSL関連の展示もあり早くもテンション上がりまくり。
プロムナード プロムナード
館内に入ると、SLの車号板コレクションがお出迎えしてくれます。
プロムナード プロムナード エントランス
入場料は一般1,000円、子ども500円。

ヒストリーゾーン

ヒストリーゾーン “てっぱく”のメイン展示ゾーン。
エポックメイキングな実物車輌が展示されています。

日本の鉄道黎明期

明治時代に頑張ってくれた車輌たち。

150形式蒸気機関車 車号150 記念すべき初の鉄道車輌「150形式蒸気機関車 車号150」(1871年製造)
鉄道記念物・重要文化財
英国から輸入された日本初の蒸気機関車で、あの「汽笛一声・・・」の機関車です。
当時の新橋駅と「0マイルポスト」
新橋駅模型 新橋駅ホーム 0マイルポスト
ノスタルジックでアクセントに。

1290形式蒸気機関車 車号1292 「1290形式蒸気機関車 車号1292」(1881年製造)
鉄道記念物
日本鉄道で使われた蒸気機関車。善光号と呼ばれる。
日本鉄道は当時の最大手私鉄。

7100形式蒸気機関車 車号7101

「7100形式蒸気機関車 車号7101」(1880年製造)
鉄道記念物
北海道開拓に活躍した。北海道初の蒸気機関車で「弁慶号」と呼ばれる。
他に「義経」「比羅夫」「光圀」「信廣」「しづか」があったのです。

開拓使号客車 車号コトク5010

「開拓使号客車 車号コトク5010」(1880年製造)
鉄道記念物
北海道開拓に使用した米国様式の特別客車。

り種の「人車鉄道」
人車鉄道 人車鉄道
1895(明治28)年に開業した「豆相鉄道」が最初に運行したもの。
文字通り人が押して走る鉄道で、貨物や観光に活用されたとか。色々考えるものですね。

全国に広がる鉄道網

短いけど大正時代でも頑張った車輌

デ963形式電車 車号デ968

「デ963形式電車 車号デ968」(1904年製造)
中央線の前身となった甲武鉄道の初期の電車で、国電の元祖となった車両。

ナデ6110形式電車 車号ナデ6141

「ナデ6110形式電車 車号ナデ6141」(1914年製造)
鉄道記念物
国産最古のボギー台車式大型電車。東京地区で使用された。
このようなマニアックなものが展示されているのが“てっぱく”らしさ。
ボギー台車
でも、あんまり興味がわかない(汗)

ED17形式電気機関車 車号ED171

「ED17形式電気機関車 車号ED171」(1923年製造)
東海道本線の電化に備え、英国より輸入された電気機関車。

キハ41000形式気動車 車号キハ41307

「キハ41000形式気動車 車号キハ41307」(1933年製造)
初の本格的な大型ガソリンカー。
国鉄で廃車後、遠州鉄道、筑波鉄道などで使用。

特急と通勤列車の誕生

戦前・戦後には既に無くてはならない交通機関であった時代

C51形式蒸気機関車 車号C515

「C51形式蒸気機関車 車号C515」(1920年製造)
1750ミリ動輪を採用した国産初の本格的な高速蒸気機関車。

C57形式蒸気機関車 車号C57135

「C57形式蒸気機関車 車号C57135」(1940年製造)
特急・急行列車の牽引に活躍した旅客用標準機関車。

クモハ40形式電車 車号クモハ40074

「クモハ40形式電車 車号クモハ40074」(1936年製造)
3扉ロングシート車で戦前を代表する通勤車両。
この車内の感じは薄らと記憶にあります。
クモハ40形式電車 車号クモハ40074 クモハ40形式電車 車号クモハ40074
中央にポールがあって、よくここに掴まっていた覚えがあります。懐かしい^^
但し、実際の車輌はもっと後になってからのものでしたが、と言い訳。

オハ31形式客車 車号オハ3126

「オハ31形式客車 車号オハ3126」(1927年製造)
初の鋼製客車として製造された標準的な17m級客車。内装は木造。

大量輸送と特急網

昭和30~40年代のリアル時代の車輌

ナハネフ22形式客車 車号ナハネフ22-1

「ナハネフ22形式客車 車号ナハネフ22-1」(1964年製造)
国鉄初の固定編成寝台特急用客車。空気バネ台車や防音2重窓を採用。
いわゆる「ブルートレイン」と呼ばれた人気者で、Nゲージはまずこれを買った^^
結局乗ったことは無かったのですが、こんな様なベッドメイキングがされていたのでしょうね。
ナハネフ22形式客車 車号ナハネフ22-1
一度は乗ってみたかったですねブルートレイン。

クモハ101形式電車 車号クモハ101-902 「クモハ101形式電車 車号クモハ101-902」(1957年製造)
国鉄初の新性能通勤電車。首都圏・関西圏の通勤路線で使用。
もうお馴染みで、一番お世話になっている車輌でしょう。

左:「クモハ455形式電車 車号クモハ455-1」 右:「クハ181形式電車 車号クハ181-45」

左:「クモハ455形式電車 車号クモハ455-1」(1965年製造)
ほぼ全国で使われた長距離急行用交直両用電車。 右:「クハ181形式電車 車号クハ181-45」(1965年製造)
国鉄初の特急電車151系を基に、勾配線区のために主電動機を強化。上越線で使用。
とにかく特急には憧れましたね。
特急車輌内 特急車輌内
このような車内販売があったのも新鮮で魅力的でした。

左:「ED75形式電気機関車 車号ED75 775」 右:「クハ481形式電車 車号クハ481-26」

左:「ED75形式電気機関車 車号ED75 775」(1975年製造)
ほぼ全国の交流電化区間で使用された交流区間用標準電気機関車。
右:「クハ481形式電車 車号クハ481-26」(1965年製造)
ほぼ全国の電化区間で使用された全電源対応特急電車の先頭車。

歴史的車輌

新幹線

東京オリンピック開催10日前の1964年10月1日開業したのが新幹線で、当時は「夢の超特急」と呼ばれ、子供達は垂涎の眼差しでした。
当時は料金も高く、中学の京都修学旅行では団体列車だったため、結局、高校の京都修学旅行の時に始めて乗ったときの気持ちはハイ以外の何者でもなかった記憶がありますね。
その記念すべき0系新幹線です。
0系新幹線 0系新幹線 0系新幹線
「夢の超特急」と呼ばれてから、もう少しで50年になろうとしています。
いずれリニアの時代になるのでしょうが、もう少し頑張ってもらわないといけないようですね。

御料車

いわゆる「御召し列車」と呼ばれた皇室専用の車輌です。

「初代2号御料車 御料客車」

「初代2号御料車 御料客車」(1891年製造)
鉄道記念物
九州鉄道が製作した明治天皇専用御料車。

「10号御料車 御料展望車」

「10号御料車 御料展望車」(1922年製造)
鉄道記念物
大正時代に使用された御召列車専用展望車。

駅は原宿にある専用ホームで発着していましたが、今後使用されることはないでしょう、おそらく。

ヒストリカル車輌

日本の鉄道史で重要な役割を担った車輌たちです。

「蒸気機関車の模型」の“模型”

ペリー来航時に日本に持ち込み献上された「蒸気機関車の模型」の“模型”
馬車鉄道 過密都市東京の都心の路線として活躍した「馬車鉄道」
京都電車鉄道 鉄道・軌道を含めるとこちらが日本で一番最初に電化された「京都電車鉄道」

縁の下の力持ち

忘れてならない貨物輸送の車輌です。

EF66形式電気機関車 車号EF66 11

「EF66形式電気機関車 車号EF66 11」(1968年製造)
国鉄最大の出力を誇った高速貨物列車用電気機関車。
これもNゲージでは最初に買う部類です。
なんと言っても貨車は客車に比べて安いですから。。。

コキ50000形式貨車 車号コキ50000

「コキ50000形式貨車 車号コキ50000」(1966年製造)
「戸口から戸口へ」のキャッチフレーズで貨物輸送に変革をもたらしたコンテナ貨車。

シミュレータホール

人気の鉄道シミュレーターが揃ったコーナーです。
シミュレータホール シミュレータホール シミュレータホール
いわゆる通常の電車のほかに新幹線、SLがあるようです。
人気のコーナーなので、結構夕方の遅い時間でもまだ行列は覚悟しないといけないようです。

ラーニングゾーン

ラボラトリー展示として、車両工場ラボ、駅構内ラボ、デザインラボなどの体験が出来るコーナーです。
ラボラトリー ラボラトリー
ちょっとは勉強するのも良いかも。

エントランスゾーン

鉄道歴史展示

様々な展示品がありますが、やはりメインは復原された東京駅でしょうかね。
復原東京駅模型
また民営化のときのイベントで使われた銘板なんていうのも展示されています。
民営化イベント
年表とともに歴史を知るにはもってこいです。
展示品 展示品 展示品

鉄道模型ジオラマ

総延長1.4kmのレールと保有車輌数約1200両のHOゲージで、日本最大級といっても過言ではないでしょう。休日は常に満員なので今回のように遅めに行くと比較的ゆっくり見られるようです。
鉄道模型ジオラマ 鉄道模型ジオラマ
隣にも短いながらジオラマがあり、ここではCCDカメラを搭載したHOゲージが走るのを見ることが出来ます。
鉄道模型ジオラマ
これ、自宅でやりたかったのですが、結局、そこまで手が廻らず資金難でNゲージ手放しました(涙)

スペシャルギャラリーでは、企画展「鉄道開業ものがたり」が開催されています。
企画展
撮影禁止なので入口だけですが、2013年1月14日まで開催されています。ご興味のある方は是非。

また館内に日本食堂の経営するレストランが設置されているのですが、そこには昔の弁当の“掛紙”が展示されていました。
弁当の“掛紙”
弁当も旅や鉄道の中の楽しみの一つですが、これにも歴史があるのです。

パークゾーン

最後に屋上のパノラマデッキからの眺めです。
ここでは1周約300mの軌道を、長さ約2.4m、幅約1.2mの3人乗りミニ車両で運転できます。
パークゾーン
この日は遅いのでもう終わってしまいましたが、やはり子どもには人気です。さすがに大人だけではできないですね(汗)
因みに写真では左から新幹線、ニューシャトル、パークゾーン、そして右手奥の明かりが高崎線で、実際の車輌も見られるロケーションになっています。
このパーク内を移動するのにミニトレインに乗って移動できます。
ミニトレイン
後ろの車輌は休憩所として使用できるようです。
休憩所

半日で充分楽しめますから、買い物や食事のついでに寄っても良いかもしれません。
遠い方で1日かけても充分価値はありますね、特に子供づれなら。

2012.11.03記
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