FC2ブログ


もりずみキッチン

東京都文京区春日1-1-1 東京ドームシティ ラクーア2F 2014年1月25日訪問

店舗概要

1月25日に東京ドームでのイベントに出かける予定となったので、何か美味しいものはないかとネットで探していた所、ラーメン評論家・本谷亜紀って方がお勧めしていたのがこのお店。

ラーメン店として世界で初めて星をとったシェフの新店
かつて香港で、ラーメン店としてミシュランの1ツ星を獲得した経験のある森住康二氏がプロデュース。「鶏や野菜の旨味が溶け込んだあっさり系。清湯(澄んだスープ)には珍しいもっちり平打ち麺で食べごたえも抜群。店は広くてきれいなのでデートやファミリー利用にも最適!」。自然素材からじっくりとったダシにこだわり塩分が控えめなのもうれしい。
(「UOMO」より)

という説明を読めばそそられるのも無理は無いでしょう。

そこで行く前に少し調べてみました。
この森住氏とは、元々フランス料理人で1996年6月に荒川区の新三河島で創業した「柳麺ちゃぶ屋」をオープンした方です。ラーメン好きには知られた存在だったようですが、一般的に知名度が上がったのは2001年に護国寺に移転し、2002年にテレビ東京「ラーメン職人王選手権」で優勝したことによるようです。
その後も全日空とのコラボや、護国寺に塩ラーメン専門店をオープンしたりなどし、マスコミ的に目立つ存在となったのです。
そしてその頂点に立ったのが2006年表参道ヒルズのオープンと共にオープンした「MIST」で、ラーメンとフレンチの融合というコンセプトのもと、ラーメン業界の壁である“1000円越え”を狙った「ラーメン懐石」で更に人気に拍車をかけたのです。
順風満帆であったと思われた矢先、2012年には裁判で訴えられることが続き、2012年4月に会社が破産と言う事態で幕を下ろしたのです。

こうして森住氏の活動は一旦停止したのですが、その才能を高く評価したカフェ・カンパニー株式会社が森住氏によるプロデュースでオープンさせたのがこの店舗と言うわけなのです。
このカフェ・カンパニーも実に面白そうな企業で、これを語るといつまでもページが割けそうなので概略に留めておきますが、カフェ「Planet 3rd」、テイクアウトデリ「Lunch to go」、バーラウンジ「Secobar」の3業態を手始めにした企業で、現在では26ブランドを展開しています。
その最新ブランドとして創設されたのがこの「もりずみキッチン」で、和の心を大切に、誠実に創りあげたごまかしのない澄んだ味の日本生まれの“らぁ麺”とういうコンセプトで立ち上げられたお店で、カフェやバルを楽しむ感覚で、らぁ麺を楽しんでもらう店舗造りがされているのだそうです。
まさにブランディングによる戦略的なラーメン店と言うことになるのです。

後楽園ラクーア

後楽園ラクーア

後楽園内にあるラクーアの中の1店舗として存在しています。
エントランス ネオン管

店舗外観とバル風ネオン管

一軒家の店舗ではないので、外観に個性を出すのは難しいでしょうが、ちょっとした工夫でそれらしい雰囲気は出せるものです。
店内

カフェ風店内

縄のれん

「縄のれん」風、綱のれん!?

店内もオシャレなカフェ風なつくりとなっていて、細かい所にもイメージを大事にしている感しです。
グラス・スタンド

コップもオレンジ色のバル風?

目を引くような蛍光オレンジのコップもまた手の込んだ演出で、女性やカップルに受けそうな雰囲気満載です。
後楽園という場所柄、女性のグループ、カップル、ファミリー層が多いので、やはり女性マーケティングの実例と言うのが良く窺えるお店です。

メインメニュー

特製醤油らぁ麺(全部のせ)

ゴージャス感一杯の全部のせ

特製醤油らぁ麺(全部のせ)】1,080円

“浮糀”味噌チャーシュー麺

名前にひかれたチャーシューメン

“浮糀”味噌チャーシュー麺】1,030円

サイドメニュー

餃子

ちょっと水っぽい餃子!?

餃子】380円

感想

餃子3点セット テーブル

お洒落な3点セットと小振りなテーブル

カフェ風な店内とあってテーブルもやや小振りなので、オーダーし終わった後にメニューの置場に困ります。しかしながら、そこは目敏くスタッフがメニューを片付けると同時に、餃子用の醤油・酢・ラー油の3点セットを用意しますが、これもまた中華らしくない演出で、テーブルセッティングが終了です。
手際の良さと、付かず離れずの接客が好感触です。

そして待つこと10分程度でオーダーした料理が運ばれてきます。 美味しそうな香りと彩りですが、その前に注目はその“器”です。
口径がやや小さく、その分高さのあるドンブリで、実にスタイリッシュなイメージを醸し出しています。“ドンブリ”というよりは“ボール”・・・、否、“DOMBURI”といったところでしょうかね。
今時、ドンブリを持ってスープを飲む人は皆無でしょうが、それをしてもお洒落に見えるかもしれない器なんです。このあたりも女性を意識した演出なんでしょうね。
因みに、最後まで冷めないで熱々のまま食べられるというのも、この器と何か関係があるのでしょうか?

さて、まずは「特製醤油らぁ麺(全部のせ)」で、全部と言うくらいなのでトッピングが全てと言うことです。
ノリのフェンスがゴージャス感を演出している、か、どうかは判りませんがインパクトは大です。彩りも食欲を沸かせそうで、透き通った油がテンションを更に上げてくれます。
基本、醤油ラーメンですからスッキリしたイメージですが、意外と濃厚でコクのあるスープです。とはいってもギトギトではないので飽きの来ない味といってよいかもしれません。ある意味ではやさしい醤油といったところでしょうかね。

ちぢれ平打ち麺

ちぢれ系の平打ち麺

平打ち麺のややちぢれですので、スープにからまりながらも、しっかりした歯ごたえが感じられます。こういうのは好き嫌いが出るでしょうが、個人的には平打ち麺は好きですね。
ボリュームはちょうどよいのですが、全部のせのトッピング分だけボリューミーです。勿論、ガッツリ系には物足らないかもしれませんが、そもそもガッツリ系は対象外でしょう、マーケティング的には。。。
“もりずみスタンダード”といわれる醤油は、まさに女性好みのラーメンといえるでしょうね。

次なるは「“浮糀”味噌チャーシュー麺」です。
こちらもどぎつい色彩ではないのですが、醤油よりはややダークなブラウンです。 そこはかとない味噌の香りがたまらなく良いです。
さて、ここで今回初めて聞いた「浮糀」とは一体何なんでしょうか、といいながら単にネーミングに魅かれてオーダーしてしまいました。
味噌の中に糀の粒が入っているものを“糀(麹)味噌”といいますが、その中でも新潟県上越地方で造られる糀味噌を「浮き糀みそ」と呼ぶのだそうです。そしてこの「浮き糀みそ」を味噌汁にすると糀の粒が表面に浮くことから、こう呼ばれているそうです。
元々、米が貴重であった時代、味噌汁にしたときに糀が浮くと、米が沢山入っていると勘違いして喜んだことから始まったようですが、そもそも米処の上越では米も上質で豊富だったことから、浮糀味噌は高級味噌の代名詞とまで言われているそうです。
肝心の味ですが、上質な味噌汁にラーメンらしいコクが加わった大変美味しいスープです。ただし強烈な味噌味ではないので、多少好みは分かれるかもしれませんね。
醤油にもあったようにチャーシューは大きい分薄い仕上げです。とにかく柔らかに煮込まれていて、チャーシュー自体の味もどちらかと言えば薄いほうでしょうか。恐らくこれも女性が食べるための見た目、食感、味を意識したからではではないでしょうかね。

全体的にライトでカジュアル、それでいてエレガントなエッセンスを醸し出しているというイメージです。ラーメン一筋とマーケティングが融合すると、このような面白い店舗になるのかあ、という見本みたいな店舗で、ベースの「特製醤油らぁ麺」が780円ですから、コストパフォーマンスも悪くないようです。

THANK YOU

スープを飲み干すと現れる“Thank you”girlが楽しい

女性のための“らぁ麺”店は、お勧めに違わないキュートで美味しいお店でした。

2014.02.08記
関連記事
スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks