勢至堂の所縁と古道を偲ぶ

概要

「むくの木」は、ニレ科の落葉喬木で多くは本州中部以南の山野に自生、また人家付近に栽植されます。幹周り約5m、樹高約20m、樹齢約500年とされています。
木は、東町公民館と、その南側にある通称「鎌倉街道」の際に生育しています。同公民館のある一角は、古くは勢至堂があった場所で、勢至堂には、天明2(1782)年銘の勢至菩薩が祀られていて、公民館北東側に墓地が残っています。江戸後期成立した『新編武蔵風土記稿』には「勢至堂」とだけ記されてあり、詳細は不詳です。土地は平坦ですが、北東方向へ緩やかに傾斜しています。
往昔の鎌倉街道沿いに立ち、室町・戦国時代から街道を通る人々を見守ってきた大木です。
(上尾市Webサイトより)

◆東町共同墓地 : 上尾市東町2-10-22 《所在地地図

むくの木

010muku002.jpg 010muku001.jpg 010muku003.jpg 【左:むくの木、中:むくの木の”むろ”、右:東町公民館とむくの木】

上尾市指定天然記念物 むくの木 上尾市東町2-10-22  昭和42年5月1日指定
むくの木はニレ科の落葉喬木で、多く本州の中部以南の山野に自生する。葉はやや長い卵形で、表面がざらざらしているため昔は物を磨くのに用いた。秋には黒色の実を結び食用になり、材は器具用などに利用されている。ムクエノキともモクとも呼ばれる。幹回り4.9メートル、高さ約15,6メートルを測り、むくの木としては当市でも大木である。幹の下部はうろになっており、かつては物乞いの者がここで火を燃やして暖をとったという。樹齢は5、600年と推定される。
このむくの木のある勢至堂(現東町公民館)脇の細い道路は、二ツ宮の氷川神社前の鎌倉橋に通ずるいわゆる古い鎌倉街道なのである。江戸時代には街道の南西あたりに松並木があった。
昭和56年8月25日 上尾市教育委員会

2009.4.4記
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