朝霞市民まつり「彩夏祭」

このまつりは1984年に第1回が開かれ、今年で27年目を迎えます。当初は小さな祭りだったようですが、1994(平成6)年の11回から鳴子踊りを取り入れてから徐々に規模が拡大し、現在では市内有数の祭りに発展しているそうです。
「彩夏祭」というネーミングは1995(平成7)年時に公募によって選ばれ、夏祭りと彩の国のイメージから「彩夏祭」となったのです。
さてこの祭りのメインは「関八州よさこいフェスタ」です。ここでまずは「よさこい」についての歴史を紐解いてみます。

よさこい祭り

本家本元は高知県高知市で行なわれる「よさこい祭り」が発祥です。
徳島の阿波踊りに対抗する形で高知商工会議所により1954(昭和29)年、第1回よさこい祭が開催されたのでした。祭りはパレード形式で行なわれ、地方車と呼ばれるトラックにPAを搭載して、踊り子がその後ろに連なってよさこい踊りを舞うといったものです。
当初のよさこい踊りは、現在、正調と呼ばれる日本舞踊の振り付けを踏襲した盆踊りスタイルだったそうですが、武政英策というペギー葉山の「南国土佐をあとにして」で知られた作曲家が、楽曲のアレンジをフリーとしたため現在のような様々なバリエーションを生むことになったようです。

高知の「よさこい祭り」はその後も発展の一途を辿っていくのですが、このよさこいが全国的に広まるきっかけを作ったのが、北海道で始まったYOSAKOIソーラン祭りです。
これは1992年、当時北海道大学の学生・長谷川岳という人が高知県のよさこい祭りと北海道のソーラン節をミックスして生み出したもので、第1回は参加者10チーム1000人、観客動員20万人という規模だったそうです。
そしてこのYOSAKOIが急拡大した背景には、参加者集約型イベントであることが大きな要因となっているようです。
つまり、戦後、発祥地から全国各地に広まった祭りの代表として仙台七夕祭りがあるのですが、これは商店街イベントであるため主催者側の支出が大きい装置集約型といわれるものです。かつてのようなバブル期ならいざ知らず、現在のような不況ではこれらの祭りを維持していくのは非常に厳しい状況なのです。
一方でYOSAKOIは参加者から参加費を徴収でき、更にグッズなどの売上も見込めることから、主催者側の負担が比較的軽減できるために、不況の都市型イベントとして採用する自治体が多くなったという理由からのようです。
勿論、マナーや交通渋滞など問題の解決が必要な問題はあるようですが、現状これに変るおいしいイベントは無いようです。

こう言った背景の中で「彩夏祭」では関八州よさこいフェスタと題されたYOSAKOIイベントが開催されています。
関八州とは、相模、武蔵、上野、下野、安房、上総、下総、常陸のほぼ現在の関東地方のことですが、高知のよさこい祭り、北海道のYOSAKOIソーランに続く関東地方をよさこいの一大拠点にしたとの思いから付けられた名称のようです。
その一方、現在埼玉県と東京都で実施されているよさこい祭りは8月だけでも判っている範囲で、関八州よさこいフェスタ:朝霞市、たたらYOSAKOI:川口市、荒幡夏祭り:所沢市、つるせ西祭り:富士見市、小手指南口商工まつり:所沢市、富士見町内会祭り:朝霞市、坂戸よさこい:坂戸市、中目黒よさこい:目黒区、おらほ仙川夏祭り:調布市、昭島YOSAKOIコンテスト:昭島市、原宿表参道元気祭スーパーよさこい:渋谷区、大井どんたく:大田区大井、烏山夏まつり:世田谷区千歳烏山、火の花踊り大会:清瀬市、調布よさこい:調布市、西部区民祭り:豊島区、柴又よさこい:葛飾区、などが開催されています。
年間を通じ、更に関東地方を加えると一体いくつのイベントが実施されているのかさえ、良く分かりませんが、そういった中で関八州と名実共に誇れるようになるには、まだまだ月日はかかるでしょう。

市民まつり

AM11:00過ぎに到着したのですが、メインの関八州よさこいフェスタには多少早かったようなので、しばらく会場を散策します。
今回は余り調べていないため、どこに何があるのかも判らないので、公式パンフレットを1部100円で購入してみました。
プログラム
かなり素敵なデザインの表紙ですが、新座市の高校生がデザインしたそうです。大したものですね。
メインとなる会場は朝霞市役所から朝霞中央公園にかけての一帯のようです。

まず寄ってみたのがたくさんの屋台のあるエリアです。ちょうどここは市役所の駐車場になるのでしょうか。
入口のところに「商工会法施行50周年記念 第33回あさか商工まつり」と書かれています。
商工まつり
ということは市民祭よりも古いということですね。
商工まつりとあるように、所謂、テキヤの屋台ではなく、商工会に加盟している店舗などが出店している屋台のようです。
商工まつり
まだ、お昼には時間があることから準備中の屋台が多かったのですが、余りの暑さにカキ氷を買い求めました。まさに猛暑です。
ひとしきり屋台を巡ったあとは中央公園の方へ向かってみます。

朝霞市の中央公民館であるコミュニティセンターでは、商工会の青年部によるイベントが行なわれています。
正面にある建物が公民館でドーム型の屋根はプラネタリウムです。
コミュニティセンター
ここでのステージでは子供たちによるダンスコンテストが行なわれています。
ダンスパフォーマンス 暑さもものともせず炎天下でダンスが出来るのは若者の特権でしょう、などとオッサン臭い言葉が出るほどですが、実際オッサンですからどうにも出来ません、この暑さは。
このステージの脇にも屋台がありますが、やはりありましたB級グルメ。
その中でもそばコロッケなるものがあったので食べてみることにしました。
屋台 そばコロッケ

そばコロッケ 蕎麦風味のコロッケではなく、まさに蕎麦を揚げたまんまのものです。
特別美味というわけでもありませんが、話しのネタにはもってこいでしょう。

コミュニティセンターを出て先に進むとこれもおなじみフリーマーケットです。
フリーマーケット
ま、ここでフリマでもないのでほぼスルーで先に進みます。
陸上競技場のあたりに来ますと、幾つかの屋台が見受けられます。
屋台
島根県邑南町の特産品PRと、万世の万カツサンド、そしてペルシャ・メキシコ料理の屋台ブースが並んでいます。妙なところに出店しているものです。
この周辺ではバレーボール大会やペットボトルロケット大会などなど、様々なスポーツやイベントが行なわれるプログラムですが、そろそろよさこいの開始時間も迫ってきたようで、参加者たちも最後の準備に余念が無いようです。
中央公園 中央公園

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