いちごの里

自宅を9時頃に出発し、一路東北自動車道で佐野ICへ向かいます。1月の下旬ですから特に渋滞するような気配も無くスムースに佐野ICを下りることができました。
そして向かう「いちごの里」は小山市にあり、佐野ICを下りて、高速道と交差する国道50号線を東京からみて右方向に向かいます。佐野ICから国道50号線は佐野バイパスなのですが、途中から岩舟小山バイパスに変ります。佐野ICからおよそ20分くらいで最初の目的地である「いちごの里」に到着です。
ナビまかせといえどもほぼ一直線で、しかも道案内が随所にありますので迷うことはないでしょう。こう言ったところが大きな農園の良さでしょうね。

いちご狩り

自宅を出発しておおよそ1時間半のAM10:30には最初の目的地である「いちごの里」に到着です。
いちごの里いちごハウス 見渡す限り農地のような広い敷地に、ビニールハウスが連なっています。

いちごの里メインストリート いちごの里駐車場 メインストリートを進むと大きな駐車場に到着です。
結構、バスが駐車されているので団体客も多いようです。

駐車場を下りてまずは受付に向かいます。
いちごの里 大きな温室のような中に受付があるようです。

いちごの里 いちごの里 その建物内には、豚汁やおしること行った具合いに、地元農家の…的な露店のようなものです。
いい香りがしていて若干そそられますが、いちご狩りの前とあってここは我慢でしょう。

いちごの里 温室の一角で、まずは受付を済ませます。
先だってネットで予約しておいたので正式な申し込みとなり、ここで料金を払うシステムです。

1、2月シーズンの料金は大人1人¥1400円で、他と比べても殆ど同様の金額のようなので、大きな農園といっても特別高いわけではなさそうです。しかもネット予約の場合は10%割引ですので、大人1人¥1260となります。これを安いと見るか高いと見るかは個人の判断ですが、相場的にはリーズナブルといっても良いかもしれません。

受付を済ませるとしばし待機です。順番に番号が呼ばれるまで待っていなければなりませんが、この間にトイレなど済ませておくのも一つでしょう。
およそ10、15分位待たされて番号が呼ばれました。ちょうど20組くらいですから、1組平均3人として50、60人が一塊のようです。

いちごの里 呼ばれた組はスタッフの前に集合し、簡単な説明を受けてからハウスに向かいます。

ゾロゾロと50人が列を成してメインストリートからハウス内に入ります。
いちごの里 いちごの里 ハウスとハウスは、更にハウスで繋がっているという、つまりハウスに移動するのも外ではなくハウスそのものが通路となっているのです。
記載されている番号はハウス1棟が1番ですから、ハウスの多さに驚かされます。

いちごの里 一つのハウスに20人くらいずつでしょうか、振り分けられ私たちは122番のハウスに到着となりました。

いちご狩ハウス いちご狩り 結構広いハウス内で20人程度ですからかなり摘み取り概があるでしょう。

入る前にいちごの葉を捨てる紙カップを貰い早速いちご狩りの開始です。ここ「いちごの里」ではコンデンスミルクは付かないようで、これはいちご自体の味を味わってもらうため、あえて出さないとのことでした。
それでは30分1本勝負のイチゴ狩りの始まりです。

最近のイチゴ狩りハウスでは、腰をかがめて摘まなくても良いように高い場所に畝を設置し、立ったままでいちごが摘めるといったハウスも多いようですが、こちらは昔ながらの畝です。
どちらにしても30分という時間が限られていますので、田植えをするわけでもないので、全く苦にはならないでしょう。

とちおとめ 先ずは形が良く赤く熟したものを味見です。

「とちおとめ」は初めて食べるのですが、ジューシーで酸味の少ない実に甘いいちごを食べたという感想です。
ここで少しいちごについて調べてみます。

現在いちごとして流通しているものは、ほぼ全てオランダイチゴ属のオランダイチゴだそうです。広義で言えば、子供のころ自然に生えていたキイチゴ属やヘビイチゴ属なども含まれたノイチゴに総称させるようです。
日本では平安時代の延喜式にいちごが記載されているそうですが、当時は野生の野いちごが食用とされていたようです。現在一般的に普及している品種は歴史的には新しく、18世紀のオランダの農園にて南アフリカ原産のチリ種に北アメリカ原産のバージニア種を交配して育成したのが現在栽培されているいちごのルーツと言われているそうです。こうした野生のいちごの掛け合わせにより、それまでのいちごの10倍の大きさで、味もとてもよくなったことから、徐々にいちごの人気が出てきて世界中に広まったようです。

日本には1830年代ころの江戸時代末期にオランダから長崎に伝えられたことから、オランダイチゴと呼ばれていたそうですが、いちごの色が血を連想させるとして、食用としてはあまり普及しなかったようです。
本格的な栽培が始まり、品種改良・育成が進められたのは明治時代になってからで、明治5年フランスから導入されたゼネラル・シャンジー種をもとに育成された「福羽」が日本のいちご栽培の基礎を作ったそうです。しかし、この時代のいちごはとても庶民の口に手軽に入るようなものではなく、もっぱら皇室用として御苑いちご、御料いちごと呼ばれた高価で貴重なものだったようです。

高価で貴重ないちごが庶民にも手軽に食べられるようになったのが終戦後の昭和30年代で、ビニール栽培が確立したために飛躍的に生産量が増え、価格も下がってきたからでした。そしてアメリカから導入させた「ダナー」という品種が更に普及を推し進めたのです。また「ダナー」により新品種も作り出され、この当時の新品種の代表であった「宝交早生」とともに東のダナー、西の宝交早生という2大品種が推進役ととなり、全国にいちごが普及しいちごが庶民のモノとなったのでした。

この後も品種改良が盛んに行われ、1980年代に登場したのが日本のいちご史に輝く2大品種の「豊の香」と「女峰」です。
「豊の香」は1984年三重県で開発され、酸味が少なく大粒で甘いといった品種で主に九州を中心に栽培されました。一方の「女峰」は「豊の香」に遅れること1年後の1985年、栃木県農業試験場によって九州の「豊の香」に対抗して作られた品種で、糖度が極めて高く酸味も適度にある、いわゆる甘酸っぱい味が特徴の品種です。
この2品種が「ダナー」と「宝交早生」の後の、西の豊の香、東の女峰と呼ばれる2大品種となり、最盛期ではこの2品種で全国生産量の9割を占めるという2強時代が続くのでした。

しかし品種改良の進歩は目覚しく、永く続いた2大品種も新たな品種によってその座を追われようとしているのです。その代表格が「とちおとめ」です。
「とちおとめ」は「女峰」と同じ栃木県農業試験場により「とよのか」と「女峰」を交配し、さらに「栃の峰」を交配し、1996年に生まれた品種です。
平均15g前後の重さで女峰よりも大きく日持ちが良く、酸味が少なく甘みが強いのが特徴で、女峰に代わる主力品種として地元栃木県では作付け転換も8割以上(2009年)で、現在では東日本のシェアNo.1の品種です。
このように「とちおとめ」は現在日本を代表する品種として作られているのです。

とちおとめ とちおとめ そこで「とちおとめ」を堪能しようと目を皿のようにして探すとありました、これぞ「とちおとめ」とも言うべき大きさのいちごです。

確かに形は良くはありませんが、とにかく大きいです。一口で食べきれないいちごというのは初めてかもしれません。しかし肝心なのは味です。大きいものは大味と良い言いますが、単に大きければ良いというわけではありません。
で、味わってみると、「甘い」、実に「甘い」のです。これだけ大きくても味も濃くかなりの糖度を感じます。勿論、品種の特徴である酸味は殆ど感じません。

いちご狩り ジューシーなとちおとめ 実際にいちごの中を見ると、一般的に中は白い部分があるのが多いのですが、これだけ大きくても中まで真っ赤です。
これが甘さの秘密なのでしょうか。

いちご狩り それでは一方の普通サイズのいちごが同じ味であれば、小さいものをあえて食べる必要が無いということになりますが・・・。

そこで、改めて一般的なサイズのいちごを食べてみると、更にジューシーで、甘くてコクがあります。大きいものより更に美味しいのです。とにかくこれだけ甘いいちごは初めてです。
要するに、「とちおとめ」の大きいものは、一般的にスーパーで買うようないちご(とちおとめ以外の品種として)に比べても甘く、普通サイズは更にそれより甘いのですから、驚異的な甘さといっても良いかもしれません。コンデンスミルクは用意しないといっていたのが理解できます。

いちご狩り という事で珍しくたくさん食べてしまい、カップもいちごのヘタで一杯になってしまいました。

かなりお腹も一杯になったので、しばしいちご狩りの様子を眺めていてふとハウスの一画の気の箱に目に止まりました。
ミツバチの巣 この木箱はミツバチの巣箱なのだそうです。
何故ハウスの中に巣箱が置いてあるのかというと、いちごの成長に意味があるそうなのです。
これはいちごの実のつけ方の特徴にあるからなのです。

いちごの実のつけ方は、花の中にいくつもある雄しべが、受粉した雄しべの周りだけ果実として肥大することから、一部分の雄しべだけが受粉しても歪ないちごができてしまうのです。したがって形の良いいちごを作るには雄しべが満遍なく受粉する必要があるのです。
家庭菜園などでは刷毛のようなもので受粉させることはできるのですが、当然膨大な量のあるハウスで人力によって受粉させるのは不可能です。かといって文字通り風任せでは心もとないのは言わずもがなでしょう。
そこで活躍するのがミツバチで、このミツバチによって満遍なく受粉させることが可能なのだそうです。
ここのような大きなハウスではわかりませんが、一般的なハウスではミツバチは期間レンタルされることが多いようです。また、最近ではミツバチよりも低温でもより活動するマルハナバチによる受粉も行なわれているそうです。勿論、いちごの花の咲いている時期ですから、現在巣箱にミツバチはいるわけはないですね。

いちご狩り いちご狩り そうこうしているうちにこのハウスに来たお客も半分近く帰ったようで、我々も十分食べつくしたことからハウスを出ることにしました。

実においしいいちごが食べられ、気持ちもお腹も一杯となりました。/p>

いちごの里施設

ハウスを後にしてハウスの周りを歩いてみました。

いちごの里 園内にある案内板によると、この「いちごの里」は、いちごだけでなく、サクランボ、メロン、ブルーベリー、ぶどうなどが季節によって摘み取れるそうです。
更にサツマイモ掘り、ジャガイモ・枝豆・サトイモのオーナー制度もあるようで、実に多角的に展開しているようです。サクランボは一度来てみたいですね。

いちごの里 いちご一会 いちごの里 いちご一会 そしてハウスの目の前にあるのがこの建物で、「ベリーベリーマルシェ」というスイーツ工房です。
まあ、一般的にいうところのお土産やさんといったところですが、それにしても見事なくらいのいちご製品の数々です。

いちごの里 ベリーベリーマルシェ いちごの里 ベリーベリーマルシェ いちごの里 ベリーベリーマルシェ 洋菓子、和菓子はもとより、イチゴワインなどなど様々なものがあり、店内の甘酸っぱい香りがそそります。

お土産 いちごミルクジャム お土産 いちごワイン ということで、イチゴワインとイチゴミルクジャム、そしてイチゴバウムクーヘンをお土産に買って帰りました。

ここだけでも魅力的ですが、つい散財してしまいそうです。

いちごの里 ベリーベリーマルシェ 建物の前にあるこんなトラクターも子供にとっては楽しいおもちゃでしょう。
まあ、あまり見る機会のないはたらくくるまですからね。

いちごの里レストラン この隣には「いちご一会」というイタリアンレストランがあります。といってもそれほど敷居の高そうなレストランではなく、あくまでカジュアルなレストランのようです。

ランチブッフェに惹かれましたが、今回は佐野ラーメンと決めていましたので我慢です。

いちごの里バーベキューハウス そのほかバーベキューなどもあり、子供連れなら半日は十分遊べるでしょう。

なかなか充実したお勧めのイチゴ狩り施設でした。

時間も11:30を過ぎていたので、これから佐野市街に戻ればちょうど昼時になりますので、良いあんばいの時間です。
行きにきた国道50号線を戻り東北自動車道佐野ICを過ぎると、そろそろ佐野市街です。
国道50号線を右折して県道9号線を佐野駅方面に向かいます。

特に店舗を決めていたわけではないので、とにかく佐野駅方面に向かえばとのアバウトな感じでしたが、アバウトすぎて幾つもの佐野ラーメンの店があったのですが、結局素通りしJRを越えてからそろそろ決めなければと思っていたところに見えたのが「田村屋」でした。

佐野 田中屋 何となくチェーン店らしくも無く、それでいて綺麗そうで、更に僅かながらの行列というところが気に入り、今回の佐野ラーメンは、ここ【青竹手打ラーメン 田村屋】に決めたのでした。

さすがに今や全国的メジャーな佐野ラーメンだけあって、下手なものは出せないといったところでしょうか、実に美味しいラーメンをいただきました。
お腹も一杯になって午後からの散策です。

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