はじめに

昨年の11月6.7日にいわきを訪れてから、2ヶ月ぶりの年も改まった2011年1月9.10日にいわきを訪れました。
福島県でもいわき市のある「いわき浜通り」は文字通り太平洋沿岸にあるので、比較的穏やかな気候で、同じ福島県の会津地方とは全く雲泥の差です。 会津地方の豪雪に比べ、特に海岸沿いでは降雪もそれ程多くないのは、やはり太平洋の黒潮によりものなのでしょう。
とはいっても、関東地方と比べると相対的な温度差はあり、やはり底冷えのする気温は東北で一番南に位置しているとはいへ、東北地方の寒さの厳しさの一端を窺うことができるでしょう。
そういったことから12月から2月の間は極力いわきへには出かけないようにしていたのですが、一度くらいは正月の雰囲気を味わってみようと訪れることとなったのです。

1月はちょうど3連休があるのでその3連休を利用することにしたのですが、折角ですので年に一度行われる「金毘羅神社」の例大祭が10日に行われるとのことから、それにあわせた9、10日の2日間にしたのです。
関東の人間にしては、いわきへは結構頻繁に行っているのですが、それでも年間7,8回程度です。その散策で極力多くの場所に赴き、様々な歴史を見てきましたが、お祭りやイベントといったものはどうしてもタイミングの問題もあり、訪れることが殆どできない状態です。
その様な中でのお祭りですから絶好の機会であるのは言わずもがなです。
聞くところによると大祭はともかくとして、その出展する露店の数が半端では無いとのことから、是非その風物詩的な露店の数々を見てみたい気持ちに駆られます。一体、どのような賑やかな祭りなのか興味も湧いてくるというものです。

毎回いわき散策は1泊で2日間行っていることから、やはり9日は市内を散策することとなります。しかしながら1月は寒いということもあり(この辺りが完全に老人化している)海・山・河などの自然の恵みは遠慮しておきたいという安直な考え方が頭を過ります。したがって当然行動半径も極々狭められたエリアとなりますから、何とか寒さも凌げそうな市街地地区の散策がうってつけだと考えるのが、まあ妥当な線でしょう。
そこで思いついたのが前回散策したいわきヘリテージ・ツーリズム第2弾です。比較的まとまったエリア内ですし、近代遺構群の名の通り比較的市街地周辺にあるので冬にはうってつけの散策なのです。

いわきヘリテージ・ツーリズムには3テーマ5地区があります。
テーマ1:常磐炭田地帯の近代化産業遺産群 いわき地区の発展を支え、日本の工業化の基盤を築いた炭鉱遺構 
テーマ2:近代化遺産群《平・小名浜》 いわき地域の核を形成した平、漁港→商港→国際港へと発展した小名浜のまちなみ
テーマ3:旧八茎銅山遺産群 鉱産資源の雄として栄えたカッパーベルト
で、このうちテーマ1は「内郷・好間地区」と「湯本地区」、テーマ2は「平地区」と「小名浜地区」の各々2ヶ所ずつあります。
これらのうち、テーマ1の「湯本地区」とテーマ3は前回散策しましたので、残るはテーマ1の「内郷・好間」地区か、テーマ2の2ヶ所の計3ヶ所からの選択となります。

「小名浜地区」は前々回比較的近くを散策したのと、若干海沿いなので海風が冷たそうですし、好間地区も川、渓谷等もあり実に寒そうな上、内陸にある内郷は気候的には何となく良いのだが、冬に廃墟的な遺構を見るのは違った意味で薄ら寒々しい、となると必然的に残るのはテーマ2の「平地区」となるのです。
「平地区」は当然市街地(いわき市一の)であり、遺構群の範囲も狭く、更にどうしても寒ければ逃げ込む建物(店舗など)に事欠かない地理的、環境的に一石二鳥、あるいは三鳥にでも四鳥にでもなりそうなエリアです。
そういった打算的な意味合いから、今回は一も二も無く、平周辺を散策することに決定いたしました。

関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks