午後1時半も過ぎて暑さも最高潮のようです。
実際に何度かは分かりませんが、恐らく33度程度はあったのではないでしょうか。 かなり水分を取らないと熱中症になる可能性もありますから…。
それにしても「どろいんきょ」行事を行っている若衆も若いとはいえ、夕方からの祭りとは違いかなり強烈な疲労を伴うのでしょう。

5班:どろいんきょ

4班の「どろいんきょ」を終わると次の神酒所に渡御で、次の神酒所はここから200mほど離れた川沿いの5班です。

P1200675.jpg P1200677.jpg まずは子供御輿と渡御御輿が向います。


通り沿いをもみ合いながら渡御です。
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次の神酒所は個人の住宅の庭で、すでに準備はOKのようです。
それにしても広いお宅で昔ながらの名家なのでしょう。
P1200681.jpgP1200683.jpg


まずは、渡御御輿の入場です。
P1200684.jpg


そしてどろいんきょ御輿が登場します。
P1200686.jpg P1200687.jpg P1200688.jpg 若衆はすでに泥だらけです。


いよいよ2回目の「どろいんきょ」が始まります。

といっても関係者にとってはやはり一息つかなければと、文字通り神酒所というくらいなのでお神酒を始め振る舞い物で休憩のようです。
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この祭りでうれしいことは、この振る舞い物は一般のギャラリーにも振舞われるというありがたいお祭りなのです(単に打算的なだけ…)。
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関係者もギャラリーも一息ついて、今度こそ2回目の「どろいんきょ」の開始で、お神酒をどろいんきょ御輿に掛けるのが始まりの合図のようです。
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4班と同じように若衆の気合の入った「どろいんきょ」です。
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そして御輿を転がして最高潮に達するとまた御輿を立てて一気に倒します。
跳ね上がった泥をよけるようにギャラリーは逃げまどいます。
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P1200741.jpg 若衆はまた御輿を転がします。


P1200738.jpg P1200739.jpg そしてまた最高潮に達すると御輿を立ち上げ一気に倒します。
今度はまるで泥のカーテンのようです。


まさか一張羅で来る人は居ないでしょうが、これが「どろいんきょ」の醍醐味です。

若衆も関係者も、そしてギャラリーも暑さを忘れて「どろいんきょ」を楽しんでいるようです。
P1200748.jpg P1200751.jpg そして又御輿を立てて…、今度は何故か倒さずに、立てた御輿の上に木の板を載せています。


何をするのかと興味津々で見ていると、人が上りはじめました。
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お面をつけた女性の方が御輿にのぼり踊り始めます。
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一見、今頃お化けのQ太郎…!?と思いきやどうやら“ひょっとこ”のようです。
P1200767.jpg 個人的には“市原悦子”に似ているような気がするのですが。
家政婦は踊る…、踊る家政婦…!?


流石に足場も狭いですし、かなり高いのでしょう踊り自体はそれ程大げさな踊りではありませんが、中々ユーモラスな踊りです。
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もう一つ面白いのは、ステージに見立てた御輿が徐々に回転しているではありませんが。
P1200762.jpg P1200766.jpg 人力による回転ステージです。


女性のひょっとこ踊りが終了すると次は男性が踊ります。
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踊っている人は結構怖いかもしれませんが、御輿をステージ代わりにするアイディアを含めて視線を釘付けにされました。
実に興味深い「どろいんきょ」です。

荒川渡御

ユーモラスなひょっとこ踊りが終わると引き続き「どろいんきょ」が行われます。

5班での「どろいんきょ」が終了になると、どろいんきょ御輿は御輿の上に若衆を乗せて外に飛び出します。
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飛び出した御輿が向った先は荒川で、5班の神酒所からホンの2、3分の距離です。
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荒川には長い橋がかかっていて「関平橋」というそうです。
この橋で荒川を渡ると、渡った先はもう川越市です。
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平方は上尾市の一番西に位置していて、私の住む原市は一番東の端ですから、平方に来るには車で約20、30分ほどかかるのです。

川岸に到着すると一気にどろいんきょ御輿が川中へ渡御します。
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そして荒川内に設えられた注連縄のところに奉納されるのです。
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勿論、危険もあるので傍らには上尾消防署のレスキュー隊が見守っています。
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それを知ってか知らずか(ま、当然知っているわけですが)、若衆はブイで囲まれた先に行ってはイケナイ!といいながらも、身振りは先へ行けと催促しているようで、ギャラリーからはどっと笑いを呼んでいました。

P1200798.jpg あくまでこれも神事で、決して暑いから水遊びをしているのではありませんので、念のため。


といいつつもどんどん川下に流されていて、結局下流の岸から上がるようです。
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P1200814.jpg 20?30m位の下流の岸から御輿は上陸します。


ずっしりと重い御輿を担いで急坂をのぼってきます。まるでゴルゴダの丘のジーザスのようです。
P1200816.jpg P1200819.jpg 笑顔が見られますが…


そして若衆の頭(であろう)の姿を見れば壮絶な神事なのが窺えます。 P1200818.jpg


そしてこの後、神酒所にもどり一旦休憩となるのです。
時間はPM3:00過ぎで、かれこれ炎天下で約3時間近くになります。「どろいんきょ」はまだまだ続くのですが、私はこれまでとします。
関係者の年輩の方はまだまだ頑張っておられるのですが、テレビ世代の一番軟弱な私としてはこれ以上は無理のようです。
昨今の各地で見られる祭りはエンターテイメントとして、人の集まりやすい日時、場所を選んで行われます。ある意味快適に祭りが楽しめるとあって好評のようでそれはそれとして評価すべきことだと思います。

しかし、一方で祭りはあくまで神事だと考えられている場合、日時は決められた昔どおりであったり、過酷な場所、過酷な季節であったりします。

それも当然、否定できるものでもありません。
そういう中でいかに楽しむかは参加(見るだけも含めて)する人次第ということでしょう。
前半のクライマックスを終えた「どろいんきょ」の後半は、また来年のお楽しみということにしておきましょう。
県指定の文化財で上尾市の誇る神事(祭り)として途切れることなく、受け継がれていくとよいですね。

P1200822.jpg 最後に八枝神社の社殿を最後に「どろいんきょ」を後にしました。

2010.7.20記
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