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越生梅林 #1

恐らく土・日は相当混雑するのでしょうが、平日とあって今日はかなり空いていて梅林の一番左側の第一駐車場に駐車しました。
実際、梅林の駐車場のほか臨時に作られた駐車場なども多くあり、一般の飲食店の駐車場ですら1日駐車が可能なようで、混雑時を思い浮かべるとゾッとします。
梅林の駐車場と言っても空き地に線を引いただけの臨時ではあるのですが、この手の駐車場に似つかわしく無い、きちんと印刷された駐車券には驚きました。
駐車場券
良く見れば”越生町観光協会創立50周年”とプリントされていますので、今年だけのスペシャル駐車整理券なのでしょう。これも記念の一つと考えれば何か得した気分になるのは貧乏性故でしょうか。

駐車場を出るとすぐ越生梅林の入口です。越生梅林の看板と梅まつりの幟がはためいています。
越生梅林
入園料・・・というより自然環境保全協力金という名目で¥200-を払って入園します。
チケット
確かに単なる入園料では妙に高いと思ってしまうとは後々わかることですが、その前にまずは”梅”についてサクッと下調べです。

-名称-
和名 ウメ(梅)
古名 ムメ
学名 Prunus mume Sieb.et Zucc.(明治期シーボルトが命名
英名 Japanese apricot,Japanese flowering apricot
フランス名 abricot japonais

-名前の由来-
1.賀茂真淵の説で、最初に伝わった鳥梅(うばい)という言葉が残り、(うばい)→(うめい)→(うめ)という説。
2.新井白石の説で、ウメは熟した実という意味で(ウ=熟む)(メ=実)という説があります。
以上の2つが有力だそうです。

-梅の歴史-
”梅”の原産地は中国と言われていて、東アジアだけに生育しているそうです。
日本には約1,500年前、青梅を薫製・乾燥した“烏梅”という薬用として伝わり、現在でも漢方薬の一つになっています。
奈良・平安時代の貴族に観賞、薬用として栽培されたそうです。薬用効果が知られると長期保存の出来る塩漬け法が生み出され、この塩漬けが「梅ぼし」として書物に初めて登場したのが平安中期です。
鎌倉時代に入ると「梅ぼし」は僧家の点心やおやつとして用いられ、武家の食膳にあがるようになったのは室町時代からです。
室町から戦国時代にかけては食欲増進や息切れ防止薬として多用され、一般の家庭に普及するのは江戸時代からでした。江戸中期には梅ぼし売りが、納豆売りや豆腐売りと同じように、街を呼び歩いて売られたそうです。
そして、明治時代にはコレラや赤痢の予防・治療や、日清・日露戦争では食料として用いられたのでした。
江戸時代以降は花見といえばサクラですが、奈良時代以前は”花”といえば「ウメ」を指していたようで、それも雪のように真っ白な「ウメ」だったそうです。
現在言われている「左近の桜」は、もともと平安京の紫宸殿に”梅”が植えられ「左近の梅」と呼ばれていたそうですが、960年の皇居炎上の後に”桜”がうえられてことによって「左近の桜」と云われる様になったそうです。
このように”梅”は日本では古くから馴染みがあるので、様々なことわざや意味,さらに季語などにも使われています。
例えば、「梅雨」「松竹梅」「塩梅(あんばい)」「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」などなど、身近に存在している言葉も多いようです。

なかなか奥の深い”梅”です。
さて、いよいよ入園すると、いきなり梅の数々が咲き誇っておりほぼ見頃だそうです。
白梅 桃梅 紅梅
いきなり圧倒されそうな華麗な梅の競演です。白、ピンク、紅と三色の梅が咲き誇っており、サクラとは違った味わいのある花です。
暫し、観梅と…、そう良い香りも楽しめます。
白梅とか紅梅とかはよく言うのですが、以外と知らなかった梅の品種、ま、まさか、白梅、桃梅、紅梅っていうことは120%無いでしょうから、これも調べて見ると、…結構、ヤバイ!!! です。

「梅」は非常に品種が多く、300種以上あると言われています。
園芸学的に分類すると、花の観賞を目的とする「花梅(はなうめ)」と、実の採取を目的とする「実梅(みうめ)」に分けられ、花梅は「3系9性」に分類されるそうです。

-花梅-

〔1〕 野梅系 (やばいけい)
野梅から変化した原種に近い梅。中国から渡来した梅の子孫と言われ、枝は細く、花も葉も比較的小さいがとてもよい香りがする。
1.野梅性(やばいしょう)
原種に近い梅。枝が細く、トゲ状の小枝が多い。新梢は緑色で、日焼けすると赤みがで、葉は、比較的小さく毛がない。 花は白または淡紅が多く、香りが高い。果実は丸い。●初雁・紅冬至・八重寒紅など
2.難波性 (なんばしょう)
枝は細くてよく茂り、矮小気味。トゲ状の小枝が少なく、葉は丸葉。比較的晩咲き。花の香りが良い。差し木可能のものが多い。 ●御所紅・蓬莱・ 難波紅など
3.紅筆性 (べにふでしょう)
蕾の先が紅く、尖(とが)っている。 ●紅筆・古金欄・ 内裏など
4.青軸性 (あおじくしょう)
枝やガクは常に緑色で、蕾も緑白色。花は青白色。 ●月影・白玉・緑萼など

〔2〕 緋梅系 (ひばいけい)
野梅系から変化したもの。枝や幹の内部が紅く、花は紅色、緋色のものがほとんど。 花が白くても、枝の髄が紅いものはこの緋梅系に入る。葉は小さく、性質は野梅性に近いことから、庭木や盆栽に使われるものが多い。
1.紅梅性 (こうばいしょう)
花色が明るい紅色をしている。極少ないが、白花のものも含まれる。新梢は日焼けしても緋梅性ほど濃くならず、青みが残る。 ●大盃・紅千鳥・東雲など
2.緋梅性 (ひばいしょう)
花色が濃い紅色~緋色をしている。新梢は日焼けすると黒褐色になる。多くは樹勢が弱い。 ●緋梅・鈴鹿の関・ 鹿児島紅など
3.唐梅性 (とうばいしょう)
花色は咲き始めは桃色~紅色で、咲き終わりには白っぽくなる。花が下向きで、花柄が長いものが主流。 ●唐梅

〔3〕豊後系(ぶんごけい)
梅と杏(アンズ)との雑種。葉は大きく、育ちの良いものが多い。アンズに近く花は桃色のものが多い。
1.豊後性 (ぶんごしょう)
アンズとの雑種性の強い梅。枝はやや太く、樹勢は強い。葉は、丸葉で大きく、表面に毛があり、花は大輪で淡紅色のものが多く、晩咲き。●桃園・滄暝の月・楊貴妃など
2.杏 性 (あんずしょう)
豊後性よりも枝が細く、葉も小さい。新梢が細く、日焼けすると灰褐色になる。葉は小さく、表面に毛もない。花は、遅咲きのものが多く、香りは低い。 ●一の谷・緋の袴・記念など

-実梅-
●豊後・鶯宿・月世界・白加賀・甲州最小など

こんなに多くの種類があるとは全く知りませんでした。
そこで越生梅林の梅を眺めてみると、「白加賀」「越生野梅」「紅梅」などがあると記載されています。
文字通り白い梅は「白加賀梅」です。
越生梅林の白加賀
これは北海道・東北以外の全国的に栽培されている面積の最も多い品種だそうです。特に関東地方に多く、江戸時代から「加賀白梅」として親しまれてきたようです。
梅酒などに加工する青ウメの代表的な実梅の品種です。

次の「越生野梅」ですが、基本的にはこのような名前の正式な品種はないようです。
越生野梅の保存木 越生野梅の保存木
「越生野梅」とありますので”野梅系”でしょうが、見ると”保存木”とされているものが多いので、古木というか”古くから越生に伝わった野梅”ということで、あえて”越生”という冠をつけているのかもしれません、勝手な推測です。全体的に桃色がかった色の感じです。

最後に「紅梅」です。
紅梅保存木 紅梅保存木
何といういう品種かは全くわかりません素人では。恐らく紅色の梅を総称しているのでしょう。こちらにも”保存木”とされている古木があります。
それにしても人の思いはそれぞれで、家族内でも「紅が一番梅らしい」とか「やはり白でしょ」などなど、梅のイメージは意外とそれぞれ違うものなのですね。

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