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神代植物公園・バラ園#1

到着したときにはすでに駐車場は満杯で、公園の西側の臨時駐車場に何とか駐車することができました。
深大寺門 深大寺門 臨時駐車場からは正門よりも深大寺門のほうが近いので、まずは神代植物公園の深大寺門へ向かいます。

ここでちょっと素朴な疑問です。
この「神代植物公園」の地番は“調布市深大寺元町…”なのですが、何故名称は「神代」なのでしょうか。
そこで町名の由来を調べてみました。

この周辺では「深大寺」は古刹ですから、ある意味一番古いランドマークと言ってもよいでしょう。したがって江戸時代、この周辺は“深大寺村”と呼ばれていたのです。
しかし、明治22(1889)年4月の町村制の施行に伴い、深大寺村、佐須村、金子村、柴崎村、下仙川村、入間村、大町村他の各村が合併して神奈川県北多摩郡神代村となりました。このときに何故“神代”という漢字が使われたのは判りませんが、勝手な推測では、明治になって天皇親政の世となったことから天皇=荒人神といった意味合いからこの漢字が当て込まれたのではないでしょうか。そして明治26(1893)年には神奈川県から当時の東京府に移管されたのでした。
その後、太平洋戦争の陰が見え隠れしてくるころの昭和15(1940)年、調布飛行場の周辺約71万平方メートルの土地を防空緑地として東京府が買収したのでした。そしてこの時、この地が“神代村”だったことからこの防空緑地を「神代緑地」と命名したのです。因みに、この防空緑地とは空襲被害が出た場合の避難場所として、また延焼を防ぐ目的で作られたものなのです。

そして太平洋戦争終結後、農地解放で防空緑地の約3/4は農地に返上され、昭和36(1955)年に残った土地と再度買収した土地を合わせて約25万平方メートルの広さで、防空緑地の時の「神代緑地」の名称を受け継いで「神代植物公園」が開園したのです。
その間の昭和27(1952)年、町制施行により神代村が神代町にかわり、昭和30(1955)年、神代町は調布市と合併した市制施行により神代町は廃止されたのでした。
こうして現在この周辺は調布市深大寺町となり、“神代”と言う名称はこの「神代植物公園」にしかその名残を留めていないこととなり、このために由来がわかりにくくなっていたようです。
因みに「神代植物公園」とは単なる公園でも植物園でもなく、社会教育と野外レクレーションという双方の機能を併せ持つことから“植物公園”と名付けられたそうで、「多摩動物公園」も同じ意味合いだそうですけれど、どちらも明確な判別は特に無いようです。

チケット チケット とにもかくにも入園料500円を支払って入園します。

雑木林 入園すると直ぐ目の前は雑木林です。

このあたりが武蔵野の面影と言われる所以なのでしょうか。
そもそもこの公園は、東京の街路樹などを育てるための苗圃だったとのことですので、はじめは公園全てがこのような雑木林的な風情だったのかもしれません。
現在は約4800種類、10万本・株の樹木が植えられていて、園内にはツツジ園、ウメ園、ハギ園など植物の種類によって30ブロックに分けれているそうですが、今回は当然バラ園に直行します。

バラ園

バラ園 雑木林を抜けると見事なバラ園が眼前に現れます。

東洋のベルサイユ宮殿庭園と言えば云い過ぎですが、まさしく雰囲気は国際級でしょう。
中央に噴水があり、それを囲うようにシンメトリーにバラ園が造作されています。優雅・華麗といった言葉がぴったり当てはまる光景です。

それにしても人の多いのは、バラ園では全国区の神代植物公園だからでしょう。
早速、バラを見て歩きますが、いつものように気になったバラや、気に入ったバラなどを中心に見ていきます。

正面手前の右側には「ネーミングコンテスト」の告知があります。開園50周年記念としてバラの名前を一般公募しているようです。
50周年記年ネーミングバラ 50周年記年ネーミングバラ 対象のバラがこちらです。

これは平成21(2009)年度の四季咲き大輪、日本バラ会・国際ばらコンクール(JRC)金賞受賞花だそうです。
真っ赤と言うよりは、真紅といったほうがよいかも知れませんが、印象的な赤いバラです。
ここではネーミングを思いつきませんでしたので、応募用紙だけいただき、このレポートを書き上げるまでにネームを考えようかと思っています。

噴水の右サイドから反時計回りに園内を散策します。
バラ園の彫刻とバラ バラ園の彫刻とバラ このバラ園の特徴は、随所に配された彫刻なのかもしれません。

バラの花々の中に浮かび上がるような彫刻は、それだけで神秘的な風情を醸し出しているかのようですが、実際は余りにも出来過ぎの感は否めませんが、アートとして完成しつくされているのでしょう。
バラの絨毯 それでも遠くまで続くバラの絨毯は美の極みといえるかもしれません。

フロリック 最初に目に留まったのが「フロリック」というバラです。

第一印象はまさにゴージャス、1953年アメリカで作出された品種で、まさにアメリカンドリームの象徴と言った品種です。
古き良き時代のイメージといったところでしょうか。

バラ絨毯 オレンジのバラ この辺りのオレンジ掛った色合いのバラはまるでシルクの風合です。

カリーナ カリーナ 次のバラは「カリーナ」です。

フランス作出で「フロリック」とは違ったゴージャス感があります。
1963年ですから10年の時代の差と大西洋を跨いだ文化の違いでしょうか、同じゴージャスな感じでも結構違うものです。

黄バラ 黄色いバラは単体ではあまり映えないのですが、複数や他のバラと混じると生き生きとした存在感を感じる不思議なバラだと感じます。

バラアーチ ちょっと中途半端なバラのアーチですが、何年後かには撮影ポイントとなっていることでしょう。

シャルル・ド・ゴール シャルル・ド・ゴール そしてお馴染みのお気に入り「シャルル・ド・ゴール」です。

もう言わずもがなの紫のバラです。
色、形状、香り共に紫のバラは上品さが漂っていて、自分に無い物を求めてしまうからでしょうか、実にいい雰囲気です。

カラフル 先ほどもあった黄色いバラはこのように色が重なると本当に綺麗です。

ピエールドゥロンサール ピエールドゥロンサール こちらは「ピエールドゥロンサール」です。

優雅でいながら繊細、まさにフランスの香りといえるかもしれません。但し花が開ききるとちょっと残念になってしまうと感じるのは私だけでしょうか。
2006年世界ばら会連合バラの栄誉殿堂入りしたそうですから納得です。

レオナルド・ダ・ビンチ 「レオナルド・ダ・ビンチ」です。

「ピエールドゥロンサール」とは対照的な情熱の赤。
しいて言えばカトリーヌ・ドヌーブとクラウディア・カルディナーレ(古っ!!)の違い…、でしょうか。

ここからは「国際ばら新品種コンクール」で入賞したバラです。
国際ばら新品種コンクール 丁度、この辺りでバラ園の約半分を見学してきたことになります。

夢香 ゆめか これは2004年度に入賞したバラで「夢香 ゆめか」という名前が付けられています。

日本の京成バラ園で作出されたもので、金賞と年度代表芳香種を受けおり、香りもよく、グラデーションが綺麗なバラです。

他にもたくさんの入賞バラがあるのですが、気になったものだけと言うことで…。

ここからは左サイドを戻ります。
バラ園 左サイドも一面のバラの美しさにしばし見とれてしまいます。

バラ園 こちら側にも彫刻があり、トータルビューティといった言葉が相応しいかもしれません。

ブルームーン ブルームーン 「シャルル・ド・ゴール」と同じ、お馴染みのお気に入り「ブルームーン」です。

今やベタなバラに思えますが、作出されたときはセンセーショナルだったのでないかと想像しているのですが…。

ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ そしてこれもすっかりお馴染みになった「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」です。

ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ 咲はじめと開花しきった時とはこれだけ色合いが違うのですね。

ダイアナの人生をなぞられたのでしょうか。 しかし時代は「ケイト」に移り変わっていますから。それにしても「ケイト」のバラはすでにあるのでしょうか・・・? 
少なくとも「カミラ」のバラは無いでしょう。

この左側にはフェンスがあり、そのフェンスにつるバラが植栽されています。

つる ブルーバユー つる ブルーバユー その中で、本日の一番のお気に入りとなったのがこれ、「つる ブルーバユー」です。

たった1輪しか残っていませんでしたが、意外なことに日本の作出なのだそうで、色、形状、まさに「エキゾチック・ジャパン」です。
香りが薄いのが難点ですが、万時、控えめな大和撫子ですから。
ただ、バユーの意味がわかりません…。

ブルーリバー ブルーリバー そして最後は「ブルーリバー」です。

ブルーとはいいながらも赤系ですが、「夢香 ゆめか」とは逆に外側に濃いグラデーションがしっとりとした感じを漂わせています。

バラ園 素敵なバラを沢山堪能しましたが、このバラ園トータル的(全景的な)な美しさをよりアピールしている感じで、品種等で見るとどちらかと言えば華やかな品種が多いのかなと思えます。

バラ園全体が1つのアートと思えば判りやすいのかもしれません。
単純にバラの美しさ、バラ園の見事さを堪能するバラ園といったところです。

レストハウス まずはバラ園を一周してレストハウスに戻ってきましたが、流石に今日は気温も高めなので、しばし休憩タイムとしました。

バラソフトクリーム バラソフトクリーム 丁度レストハウスのとなりにバラのソフトクリームが販売されていたのでミーハー的に食べてみました。

確かにバラの香りが漂ってきますが、やはりバラは香りを嗅ぐものであって、食べるものではないようです、私的には。はっきり好みが分かれると思いますが、チョコミントが美味しいと感じる方は、きっとこのソフトクリームを美味しいと感じるのではないでしょうか。
私はチョコミントは歯磨き粉を食べているようでノーサンキューですが、それと同じようにバラのソフトクリームは話のネタ程度には良いのかもしれません。

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