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下久保ダム~城峯公園

三波石峡を堪能した後はいよいよ冬桜です。
一路、城峯公園に向かって車を走らせます。結構な山道で久しぶりにワインディングロードを走ることになりました。 家内は結構これに弱く、車酔いをよく起こしますが今回は何とか無事のようです。
結構な距離を走っていると次第にどこを走っているのか判らなくなります。判っているような迷っているような、所謂、”感”ナビですから。

そうこうしている内に山道から急に展望が開き湖が見えます。と同時に「神流川と三波石峡の資料館」とかかれた看板が目に留まり車を停めました。 どうやら下久保ダムの管理事務所らしいです。
下久保ダム-城峯公園 【資料館を兼ねた下久保ダム管理事務所】

正式には、【独立行政法人水資源機構 下久保ダム管理所】という名称です。折角なので資料館に入館してみます。

入館しようと入り口を入ったところで、外から職員の方がいらっしゃってカードを渡されました。私と家内の分2枚いただきました。見ると下久保ダムのダムカードとあります。「へえ、こんなカードがあるんだ」と思いながら御礼を言って入館しました。
後で調べると、このカードは全国的規模なんですね。ウィキペディアで調べてみました。
下久保ダム-城峯公園 【下久保ダムのダムカード

ダムカードは、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムなどで配布されているカード。
通常のトレーディングカードと同じサイズのカードで、表面にダムの写真、裏面にダムの所在地、型式などの情報が記載されている。
2007年度(平成19年度)の森と湖に親しむ旬間(7月21日 - 31日)に、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理する111のダムで配布が始められた。無料であるが、ダムの管理所などのみで配布されており、収集のためには現地を訪れる必要があるため、ダム愛好家などの人気を集めている。なお、管理所などでは平日のみ配布しているところも多いため、注意が必要である。
当初、配布を行っていたのは、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムのうち完成済みのダムのみであったが、その後、建設中のダムや埼玉県営ダムでも配布を開始しており、ダムカードを配布するダムは増加しつつある。

- 規格-
作成部数は各ダムで検討されるため異なるが、字体、紙、印刷、コーティングなどが統一規格である。サイズは、R=2.5mm、縦63mm、横88mmである。

-記載内容-
《表面》 ダム名・ダム写真(ダム放流の模様で利水放流か常用洪水吐)・ダムの目的記号・ダムの型式記号・ バージョン情報
《裏面》 ダムのデータ(所在地、河川名、ダムの型式、堤高、堤頂長、総貯水容量、管理者、本体着工/完了年)・QRコード対応サイトHP(無い場合はHPアドレス)・ こだわり技術・ランダム情報スペース(ダム自慢話、洪水調節の実績、地域観光情報など) 』

という内容です。ズバリ・・・宅ちゃん用!? ですかね。
男としては全く興味が無いとは、といよりも理工系としては興味はあるのですが、全国のダムを回るというのはちょっと無謀のような・・・ということで、記念にありがたくいただいておきます。

入館すると中はこじんまりとした資料館です。

当然ですが、ダムに関する歴史やスペック、Q&Aなどがパネル展示されています。また、三波石峡と下久保ダムというテーマで三波石の箱庭風や流木のオブジェ等は結構面白いですね。以前、東京電力関係の仕事をしたときに調布にある店舗で流木が販売されていました。やはり東京電力でも発電関連での兼ね合いで流木を整理しているのでしょう。
イスとかテーブルとか上手に作るとなかなか味のある家具になりますが。
下久保ダム-城峯公園 下久保ダム-城峯公園 【資料館内の展示】
因みに、この下久保ダムはちょうど40周年を迎えるそうです、11月23日ですから私の訪れた翌日に記念行事が開催されたそうです。 ダム提体開放や流木による寄せ植え体験などのイベントが組まれているそうで、オフィシャルサイトによりますと4~500人の人が集まったそうです。

ダムというイメージは洪水調節、かんがい、発電程度のイメージしかないのですが、”オフ・ストリーム・ダム”と言う発想には興味深いものがあります。 オフ・ストリームとは「流れの外」と言う意味だそうで、”オフ・ストリーム・ダム”とは土砂の流れや魚類の遡上、降下を分断しないダムを示すそうです。所謂、三波石峡の復活に見られるように、河川環境をなるべく自然に近づける良い環境を目指すと言うことです。
下久保ダム-城峯公園 【ダム提体】
自然や歴史と近代化はどちらかと言えば、相容れない部分が多く、かつそれによる争いも古からあったでしょう。しかし、現在、国や地方自治体、そして企業が環境問題に取り組もうとしている中で、我々市民が何をしなければいけないのかを、問いかけているのではないか、などと考えさせられます。しかし、単純に神流湖の美しい景観を楽しむのも結構なことだと思います。
下久保ダム-城峯公園 下久保ダム-城峯公園 【神流湖】

参考:「神流川380情報局」 http://www.water.go.jp/kanto/simokubo/

  

ダム管理事務所を出て、いよいよ最後の目的地、城峯公園に向かいます。
若干、ここでも”感”ナビの調子が悪くダムを半周する羽目になりましたが、何とか城峯公園にたどりつきました。 時刻はPM3:00少し前だったでしょうか。
さすがに人気スポットで、華は見頃の三連休とあっては観光バスも3.4台乗り込んでいましたし、駐車場もそこそこ満杯です。

城峯公園の入り口付近に来るともう、紅葉のお出迎いです。
下久保ダム-城峯公園 【城峯公園入り口付近の紅葉】
一旦、順路とあるとおりに進んで行きますと、赤や黄色の紅葉に混じって薄ピンクの冬桜が見えます。
下久保ダム-城峯公園 【冬桜】
春のサクラが”ゴージャス”なら冬のサクラは”キュート”と言う表現が似合いそうな感じです。

さて、この冬桜ですが、城峯公園(神泉サイト)に説明によると、

『「冬桜」の別名は「十月桜」です。城峯公園の冬桜は、昭和43年頃に当時の埼玉県植物見本園長が、秩父にある「天覧桜」から苗をとり改良したものを約100本植栽したもで、現在は約500本植栽されています。 秋になると葉が落ち、下の枝から少しづつ薄紅色の花を付けます。寒い北風に吹かれると咲きそびれたつぼみはそのまま冬眠してしまいます。そして、春暖かくなる頃につぼみが開き、花が咲き始めます。このように冬桜は1本の木で二度花を付ける二度咲きの桜なのです。 』

と説明されています。 また、城峯公園の近くの群馬県側の桜山公園でも冬桜が咲いているそうです。
All Aboutからの記事を引用します。

『冬と春の2度花を咲かせる桜山公園の冬桜
桜山公園の冬桜。ソメイヨシノなどと比べると花が小さいのが特徴です。冬と春の2度、花を咲かせます。
桜山公園は、首都圏からほど近い群馬県南部の藤岡市鬼石(おにし)地区(旧 鬼石町)にある山間の公園です。
ここでは冬と春の2度花を咲かせるという冬桜を見ることができます。桜の品種は「フユザクラ」で、日本の国内でよく見かける代表的な桜「ソメイヨシノ」と比べると、花の大きさは少し小さめ。
秋を迎えて葉っぱが落ちた後に花を咲かせ、寒さが強まる時にいったん花がしぼみ、厳しい冬を越して春を迎えると改めて花が咲くのだそうです。 桜山公園には、この冬桜が約7,000本も植樹されていて、国の名勝・天然記念物の指定を受けています。
冬桜の見頃は、例年だと11月中旬~12月初旬。また春では4月が見頃です。秋から冬にかけての時期は、冒頭の写真のように「紅葉と冬桜を同時に楽しむ」という贅沢なことも可能。また桜山公園は高台にあるので、眼下に鬼石の町並みを見下ろすこともできますよ。』

そうすると「十月桜」は「冬桜」の別名であるらしいです。因みに十月桜で調べて見ると面白いことが見いだされました。

【(c)季節の花 300】というサイトにはこのように説明されています。

十月桜 (じゅうがつざくら)(「冬桜(ふゆざくら)」という品種とともに広く「冬桜」と呼ぶこともある)

下久保ダム-城峯公園 【十月桜(c)季節の花 300】
・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus × subhirtella cv. Autumnalis (十月桜)
 Prunus:サクラ属、subhirtella : やや短い剛毛のある、autumnalis: 秋の、秋咲きの
Prunus(プラナス)は、ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
・開花時期は、10/20頃~翌1/10頃。 (二度咲き→ 3/25頃~ 4/10頃)。
・花弁は八重で、白、または、うすピンク色。
・全体のつぼみの3分の1が10月頃から咲き、残りの3分の2は春に咲く。2回楽しめる。春の花のほうが少し大きいらしい。 冬に「季節はずれに桜が咲いてるな」というときはこの十月桜であることが多い。
・冬、春ともに、葉があるときに咲くことが多い。
・同様に秋から冬にかけて咲く桜が「冬桜」。 似ているが、花弁は、十月桜は”八重”で、冬桜は”一重”。 群馬県藤岡市鬼石(おにし)に冬桜の名所がある。
十月桜も含めて、秋から冬にかけて咲く桜のことを総称して「冬桜」と呼ぶこともあるようです。
・秋冬に咲く「桜」には 子福桜 もある。

参考:【(c)季節の花 300】 http://www.hana300.com/index.html

と言うことは、「十月桜」と「冬桜」は別品種ということになるようです。更に”遺伝研”で同様に調べて見ました。

”遺伝研”とは、正式には大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構”国立遺伝学研究所”と言うのが正式名称で、さらにその下部組織に”財団法人遺伝学普及会”という団体があり、その中のデータベースの一つに【(c)遺伝研の桜】というデータベースを公開しています。これについては以下の説明があります。

『遺伝研の構内には,染井吉野の起源の研究で有名な故竹中要博士(元遺伝研細胞遺伝部長)が全国から収集された桜の品種260種余りが植えられており,日本の桜の貴重な遺伝資源になっています。それらの桜の一般向け解説書として,小冊子「遺伝研の桜」が1995年に国立遺伝学研究所から刊行され,その後1997年に財団法人遺伝学普及会の手で再版されて現在に至っております(1997年版序文参照)。
小冊子「遺伝研の桜」は,今も桜の愛好家の間で好評を博しております。しかし,21世紀の電子情報化社会の到来に伴って,より多くの人々に貴重な遺伝研の桜を知っていただくために,今回小冊子の画像および文字情報をデジタル化して,画像データベースとしてWeb上に公開することにしました。』

そこで、早速【(c)遺伝研の桜】で調べてみると、そのデータベースの中には、「ジュウガツサクラ」と「サンパガワノフユサクラ」の二種類しか有りませんでした。
残念なことに「ジュウガツサクラ」は”所在不明”といことで何の説明もありませんでしたが、「サンパガワノフユサクラ」には、以下の説明がありました。

●サンパガワノフユサクラ (三波川の冬桜)

サンパガワノフユサクラ ( Prunus × parvifolia Koehne cv. parvifolia )
下久保ダム-城峯公園 【三波川の冬桜(c)遺伝研の桜】

『群馬県多野郡鬼石町櫻山にあった桜。明治41年三波川の村長、飯塚志賀氏が植えたと記録され、広く知られていたが、最近焼失したと伝えられる。この桜は毎年、春と晩秋から初冬にかけて2回咲くので「フユザクラ」「フダンザクラ」などとも呼ばれる。「マメザクラ」と「ヤマザクラ」の雑種で、「コバサクラ」と同じものと考える。果実を付ける。四季咲性遺伝子をもつ桜。』


参考:【(c)遺伝研の桜】http://www.genetics.or.jp/Sakura/index.html

これらをふまえて、花の形が現実的に八重と一重があるという現実から品種的には2種以上あると考え、「冬桜」は冬(及び春)に咲くサクラの総称で、品種では「十月桜」と「三波川の冬桜=冬桜」があると素人なりに考えるのが無難なようです。
余談ですが、【(c)遺伝研の桜】のサイトのトップページに面白いことが記載されています。

『桜に関する問い合わせ
国立遺伝学研究所には、現在桜の研究者がいないため、栽培方法、同定依頼、所在情報など、お問い合わせいただいても、お答えすることができません。』

・・・フム!?

学術的なことは置いといて後は、冬桜と紅葉のハーモニーを楽しむことにしましょう。其処かしこで、美しさを競い合っているようです。

下久保ダム-城峯公園 【いたる所にこの幟が立っています】

下久保ダム-城峯公園 【ケイトウの赤と黄色のアンサンブル】

下久保ダム-城峯公園 【これは一重だから三波川冬桜?】

下久保ダム-城峯公園 下久保ダム-城峯公園 【公園のメインエリアの冬桜】

下久保ダム-城峯公園 【紅葉にありがちなレタッチをしてみた、ありがちなサイト素材】

下久保ダム-城峯公園 【途中でお土産を買った農産物直売所。素朴で絶品でした”干し芋”】

下久保ダム-城峯公園 【わんぱく広場での森の緑と紅葉の赤、黄、それにピンク、だけと思ったほど写真は綺麗ではなかった。】

下久保ダム-城峯公園 【これぞ紅葉!?】

下久保ダム-城峯公園 【帰りがけの最後のハーモニー。赤と黄と白が混ざったグラデーションがHIP!】

こんな写真はともかく、実際に見に行ったほうが何十倍も感動すると思います。是非、行って見てください。

最後に、城峯公園を出てすぐ左手にある山の上のカフェレストラン・陶芸茶房”宇那室”でコーヒーとケーキをいただき一息つきました。
下久保ダム-城峯公園 下久保ダム-城峯公園 【宇那堂店頭と店内】
陶芸茶房と言うとおり店舗内には様々な陶器などが展示・販売されていましたが、主は”ふくろう”みたいで、 ランプにもなる”フクロウ型の照明スタンド”などが所狭しと並べられています。どうやらご家族でやっていらっしゃるようです。
(現代仕様のアンティーク風)蓄音機でレコードがジャズピアノを奏でています。脇には暖炉に木がくべられて若干熱いい程度に 室温が保たれています。
ちょっと山小屋風な雰囲気もあって、ホッとつかの間の一時でした。

PM4:30頃からライトアップとは聞いていたのですが、帰りの渋滞等を考えると、ここで帰ることにしました。 折角のライトアップですが、十分堪能しましたし、また、楽しみを残しておかないと再び訪れるきっかけがなくなりますから、と、さも最もらしい、言い訳をして帰路につきました。

2008.11.29記

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