ばらまつり’09

AM10:00に埼京線・与野本町駅に到着すると、すでにそれらしき方々が結構見かけることができました。
とりあえず駅前のロータリーに出ると遠慮がちにばらまつりの看板が立っています。
ばらまつり’09告知板【控えめな告知看板】


与野公園方面にロータリーを右手に歩いていくと、綺麗なバラが植えられています。さすが「バラの町」としてアピールしてますから見事です。
オブジェがありバラとのコントラストも実に綺麗です。このオブジェはピアノの鍵盤をデフォルメした感じとか、階段を意味するとか適当に考えられますが、正解はわかりません。このイライラ感が気色悪いのです(だからオブジェは嫌いなんです)。
ばらとオブジェ【癒しのバラとイライラのオブジェ】


といっているところに更にもう一つオブジェがありました。
宇宙の神秘、人間の尊厳、それとも盆踊り?・・・ま、どうでも良いです、どうせ判らないのですから。
勝手にオブジェ【勝手にオブジェ、好きにやってくれ】


ロータリーの端を左折して「与野公園」に向かいます。
すでに「ばらまつり」から帰ってこられる方もいるようで、バラの苗木を買ってきたのでしょう。この時間ですから地元の方ですね。
三叉路に突き当たります。
正面には寺があります。大きなお寺のようですが、帰りにでも寄ることにしてまずは「与野公園」を目指します。

路地を曲がってまっすぐ行くと「与野公園」です。見物客も多く屋台なども結構賑わっているようです。
与野公園ばらまつり近景【いよいよ与野公園】


この「与野公園」は、かつて「吉野には”し”の字の一字たらねども まけずおとらず与野の公園」とも詠まれたくらい江戸時代から広く知られていたようで、明治10年には県下3番目の公園として開園したそうです。
吉野を引き合いに出したくらいですから、元々は桜の名所として「ソメイヨシノ」や「八重桜」などが植えられていて、現在でも花見の季節には多くの花見客で賑わうそうです。
そして市民のための”心の投資”として昭和52年バラ園が開設され、現在は桜とバラで有名になっていて埼玉の自然100選にも選定されています。

「ばらまつり’09」のプロブラムが配布されていました。
ばらまつり09プログラム

プログラムによるとこの「ばらまつり」は、バラを見学するのは勿論として市民(現在は区民)の参加によるまつりと解釈したほうがよさそうです。
例えば官公庁なら”浦和西警察署”や“中央消防署”。団体であれば、”ライオンズクラブ”や”青年会議所”、そして地元企業がそれぞれ趣向を凝らした展示・PR展開をしています。
どうも「伊奈のばらまつり」や京成バラ園などはバラを見る為のまつりでしたので、ちょっと勝手が違ったようです。それ故、楽しさも倍増するのかもしれません。

ばらまつり’09 (ばらまつりサイトより)
5月16日(土)・17日(日)に、与野公園において「ばらまつり'09」を開催します。
「ばらまつり」は、与野公園のバラの開花時期に合わせて旧与野市時代の昭和55年から毎年開催されているもので、今回で30回目を迎えます。
会場となる「与野公園」は、明治10年に開園し古くから市民に親しまれている公園で、園内の一角にあるバラ園には、約100種類、約3,000株のバラが植裁され、見頃を迎えるシーズンには多くの人出で賑わいます。

■日時
5月16日(土)・17日(日)9時~17時 ※雨天決行
■会場
与野公園(中央区本町西)
☆当日開催時間中に会場周辺道路は交通規制を実施します。
■主な催し
(1)バラ園 ・バラ苗木の即売会(1,000~2,000円程度で費販売予定)
(2)中央広場 ・ステージイベント(舞踊、和太鼓、中学生ブラスバンド、大正琴など)
(3)南側公園 (社)埼玉中央青年会議所 ・は~とふるローズ「アメリカンフラワー」 製作コーナー・仮面ライダーディケイドショー(17日のみ) ※雨天中止
1回目11時~11時30分  2回目14時~14時30分
(4)公園内各所・模擬店 ・展示会 ・バザー 』

公園内に入ってすぐ「財・さいたま市公園緑地協会」のテントがあり何かを配布していたので、ちゃっかり募金をしていただきました。私が写真を撮っていると「ご主人の分も」とわざわざ2つ頂きました。感謝!
さいたま市公園緑地協会【タダで貰うと只管うれしがるバカ夫婦】


頂いたのは何と”花の種5種類””堆肥””パンフレット”でした。いやあ白久ではペナントとハンカチ、入間では茶の木の苗や新茶などなど、結構頂いたものをそのままお土産にするという浅ましい根性が身についてしまっているようで、この先が怖くなります。
因みに「財・さいたま市公園緑地協会」はこの与野公園を始めさいたま市の多くの公園をを管理している協会です。
タダほど高いものは無い【タダほど高いものは無い。後で鉢を買わねばと…】


参考:【財・さいたま市公園緑地協会】 http://www.sgp.or.jp/

何となく幸先良くちょっと弾んだ気持ちで(って、これしきで嬉しくなるのは年のせい!?)先に進みます。 何やら音楽が聞こえます。
行ってみるとそこはステージになっていて、ステージ上ではフラメンコが披露されています。プログラムで確認すると、ここは中央広場のメインステージでここに大会本部やら警備本部やらがありました。

今フラメンコを披露されているのは「みみ子フラメンコグループ」で地元のフラメンコ好きなおばさま・・・否、お姉さま方の同好会的なものでしょうか。大変綺麗な衣装を着られて華やかでした。
天気は曇りでも晴れ舞台!【天気は曇りでも晴れ舞台!】


ステージ裏には次の出演を待っているのでしょうか、楽器があるのでブラスバンドか何かでしょうか、学生が大勢います。
プログラムによると、次は「市立八王子中学校」となっています。地元との姉妹校か何かでしょうか、わざわざ八王子からいらしたみたいですね。ご苦労様です。

ここからまだまだ様々なテントがありますが、とにかくまずはバラ園に向かいました。
中心に「翔」と題されたブロンズ像があり、それ取り囲むようにバラが咲き誇っています。
バラ園の中心のブロンズ像【バラ園の中心のブロンズ像】


ばら園の周りにもテントがありいろいろなものが販売されています。
販売ブース

ここからバラ園をグルッと巡ってみます。写真好きの方なら絶好の被写体でしょうが、私のはカメラもあまり精巧でもないし、ましてスキルもないので、とりあえず気に入った興味を引いたものだけ写してみました。

ブロンズ像から右側のバラ園遠景。
ブロンズ像から右側のバラ園遠景

ピンクと赤の中間のようなバラが一面に植えられています。これは「プリンセスチチブ」で当時、(与野市の)市制記念に植えられたものらしいです。色合いが美しいです。
一面の「プリンセスチチブ」

こちらのブロックには真紅、濃いピンク、サーモンピンクなど様々な色合いのバラです。
様々な色合いのバラ花壇

サハラ98●サハラ98
黄色とオレンジの中間の色合いがキュートです。


クィーンエリザベス●クィーンエリザベス
バラの歴史に名を残すバラ。エリザベス女王の戴冠にちなんで命名されました。その名の通り気品あふれそうな色合いです。


アンドレ ル ノートル●アンドレ ル ノートル
ヴェルサイユ宮殿の庭園などを設計し、フランス式庭園の様式を完成させたフランスの造園家。
薄いピンクが上品ですが、ちょうどディテールが面白かったので。


ピエールドゥロンサール●ピエールドゥロンサール
ピンクと白のコントラストが良い感じですが、6~7分咲きのほうがバランスが良いように思います。


ムーンシャドウ●ムーンシャドウ
ラベンダー色が何といっても高貴です。月夜に見るともっと神秘的なのでしょうか、一度見てみたいです。
今回一番のお気に入りです。


バラ園の一番左手側のブロックで、ここでも様々な品種が植えられています。
バラ花壇

ザ・マッカートニーローズ●ザ・マッカートニーローズ
元ビートルズのポール・マッカートニーの名を冠したバラです。でもフランス産です。色のメリハリが良いですね。


ブライダルピンク●ブライダルピンク
確かにブライダルに相応しい色合いに思えてくるから不思議です。


ランドラ●ランドラ
個人的に黄色のバラはあまり好きではないのですが、これは良いかも。


夢香●夢香
優香ではなく夢香。文字通り甘い香りが絶品かもしれません。


夢香がこれだけあるとさぞ良い香りがするでしょうね(近寄れませんが)。
一面の夢香

モナリザ●モナリザ
オレンジからピンクへのグラデーションがヒップです。


コンラッドヘンケル●コンラッドヘンケル
正に真紅のバラ!?・・・情熱


プリンセスドゥモナコ●プリンセスドゥモナコ
グレース・ケリーですね。ちょっとイメージとは違う気がするのですが。


サマーレディ●サマーレディ
去り行く夏・・・稲村ジェーンですかね。


サマーレディ軍団・・・!?
サマーレディ軍団

アンネの日記●アンネの日記
初めて知る、見るバラです。そんなバラがあったのですね。


『”アンネの日記”の作者、ドイツ生まれのユダヤ人少女アンネ・フランクは、1945年3月,ベルゲン・ベルゼン強制収容所で15才と9ヶ月の生涯を終えました。
アンネの無事を祈りながら帰りを待っていた、父・オットー・フランクさんに新種のバラが贈られてきました。そのバラは、アンネをしのんで『アンネ・フランクの形見』と名付けられていました。
1971年4月4日、日本の合唱団とオットー・フランクさんとの偶然の出会いがありました。
翌年のクリスマスに10株の『アンネのバラ』の苗木が贈られてきました。その内、1株だけが京都で根付き翌春、日本で初めて花を咲かせてくれたのです。 1975年、オットーさんは再び10株の苗木を贈ってくださいました。それらは現在、日本全国で平和のシンボルとして美しく咲き香っています。(園内解説板より)』

アンネのバラだけで様々な色合いを楽しめるのですね。
クィーンエリザベス

「アンネのバラ」をはじめバラに関するサイトです。

参考:【Rose Garden】アンネのバラ http://www.roseraie.jp/knowledge/annefrank.html

全部で11種3,010本もあるのですから、一概にどれがよいという話ではないでしょうが、やはりバラは気高いイメージがついてまわりますね。イングランド生まれだからでしょうかね。
日本の梅・桜・藤などは風情・情緒などをイメージしますが、西洋のバラは誇り・美などをイメージさせます。つま日本の場合は環境の中の花、環境と一体となった花を愛で、西洋は花自体の美しさや尊厳を求めているような気がします。農耕民族と狩猟民族の違いでしょうかねえ。
勿論、花の美しさは当然ながら、バラの楽しみ方の一つに香りもあります。それぞれ違った香りを持っているのも興味を引くところでしょうね。
様々なバラの見て香りを楽しんで十分バラを堪能したところでバラ園を出ることにしました。

バラ園の左手の道を隔てた南側広場に行きましたが、特に何があるわけでは無さそうなので、もう一度メインステージに戻りました。
ステージでの演奏
メインステージでは「市立八王子中学校」の方の演奏が行われています。

そして中央広場の右側には盆栽などが展示されていました。「与野山草会」だったような気がしますが・・・
盆栽即売【確か販売されていたような気がしますが】


ここから更に右手に池があるので行ってみました。池にいく途中の階段に大きな碑が立っています。
富士登山五十八度碑
「富士登山五十八度」と彫られています。大願成就・澤田屋平右衛門と記載されていて、寛政とか安政とかの元号も彫られていますが、基本は「庄和の宝珠花神社」の富士塚と同じような意味でしょうか。近くにに小高い丘がありますので。

富士塚のような丘を登って反対側に出ると、妙な遊具施設があります。
妙な遊戯具
ロープが張り巡らされているジャングルジムのような・・・まあ、子供も大勢いましたので楽しいのでしょうね。

池の方面に戻ると、弁天池であるようです。
弁天池
中央には噴水もありながら、苔むした感じの中の噴水というのも、少しみょうなものです。

途中には朱色の橋が架かっていて「神橋」という名前が付けられています。
「神橋」

その神橋を渡ると弁天社と銭洗岩があり、縁起書が立てられています。
弁天社と銭洗岩【とりあえず洗っておけばご利益が…】


武州与野銭洗弁天縁起
今を去る八百年の昔、畠山重忠公鎌倉への途次霊験あらたかなりと聞き及びたる、当、弁天の霊泉にて腰の名刀を洗い清めたるところ武勲嚇々たりしとぞ。
故に古来より商売繁盛、財宝の神としてあがめたてまつられしと云う。』

ここにも畠山重忠公が出てきますね。一度畠山重忠は調べなければならないでしょうが・・・。 気持ち程度小銭を洗って神橋とは反対方向にでました。

こちらにも橋があって、こちらは「開運橋」と名付けられていました。
「開運橋」
渡れと運が開けるのでしょうか、一応、往復しておきましたが。

弁天池から上にあがるとそこには神社らしきものがあります。
寿老神「天祖神社」という看板が目をひきます。与野七福神の一つらしいですね。

天祖神社 寿老神
中国の道教が起源の神。
南極星(中国の伝説で人の寿命をつかさどる星)の化身で長頭で巻き物をつけた杖と団扇を持ち、鹿を連れている南極老人。禄と長寿を授ける神として信仰されている。』

七福神は【栗橋の八福神】で今年の1月に巡りましたが、埼玉県にも実に多いのですね。
南極老人とは言いえて妙です。来年は与野の七福神めぐりでもしましょうか。(って、鬼に笑われます)

まずは参拝と社殿に向かうと、実にシンプルなつくりの社殿です。
天祖神社

小さな本殿があり、その隣に「寿老神」が祀られています。「寿老神」も実に小さいのですが、ご利益は大きいのかもしれませんね。
「寿老神」
因みに先の縁起書きに次ぎは円乗寺とあるので、公園を出たら立ち寄ることにしましょう。

参拝を済ませてから再び園内を散策です。
「浦和与野畳営業組合」でしょうかちょっと賢い幟を見つけました。
畳は青く!!、レッズは赤く
「畳は青く!!、レッズは赤く」・・・畳が売れるかどうかは判りませんが、コピーは実に良い響きですよね、安直で。

ちょうど家内が何処からか団子を購入してきたので、「崇敬会与野支部婦人部」のブースでお茶をいただき団子でちょっと休憩しました。
一息付いたところで甘いものの後には辛いものが欲しくなるのが人間の性で、ちょうど「喜多山製菓」のテント前で煎餅の試食があったので、ちゃっかりいただきました。

美味しかったのと試食だけで2~3枚食べてしまったという申し訳ない後ろめたさもあり、割れ煎餅とゴマ煎餅を購入しました。どちらも帰宅してから食べましたが美味しかったですね。
喜多山製菓【義理と人情で買ってしまいましたが…美味しかったですよ】


公園の出口付近にはバラの販売もされていました。「さいたま市花いっぱい運動推進会」でしたか、「ショッキングブルー」など綺麗なバラがありましたが、さすがに荷物になるので今回は購入しませんでした。
ショッキングブルー【どうもブルー系のバラには弱いのです】


隣の建物では「盆栽展示場」がありましたので覗いてみました。
一般住民の方々の丹精込めた盆栽の数々です。その中に1点不思議な盆栽を発見しました。

「サクラ」の盆栽です。
「サクラ」の盆栽
黒っぽい小さな実がなっているのですが、鉢には「サクラ」とかかれた札がありました。
越生梅林】で梅は盆栽にできるが、サクラは盆栽にできないと聞いていたので実に興味深い盆栽です。「サクラ」といっても種類とかが違うのでしょうね。

最後に公園を出る手前に気になる苗木を見つけました。
「デコポン」の苗木
「デコポン」の苗木。
最近マイブームで毎日1ケは必ず食べているデコポン。まさかこんなものが販売されているとは思いませんでした。 家で果実が取れれば安上がりかな、などと一瞬思いましたが・・・

そんなこんなで楽しかった与野公園ですが、残念ながらバラは思ったほどではなかった感じです。
勿論、綺麗に整備された歴史あるバラ園でもあるのでしょうが、純粋にバラを楽しむならば他のところのほうが数段楽しめるでしょう。
ただ、あくまで与野公園の「バラ」と「ばらまつり」として考えれば、十分楽しめることは請け合いですが、地元の方のための”まつり”でしょうね。一度訪ねてみれば十分でしょうと、思いながら与野公園を後にしました。

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