歴史を尋ねる散策記。歴史の必然、偶然を楽しんでいます!!!!
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猪俣百八燈行事はジャンルBで5,278票を集めて第11位にランクされました。
本書の記載
『猪俣の百八燈は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている美里町猪俣地区に伝わる盆行事。毎年8月15日に同町猪俣地区の堂前山の尾根に築かれた百八基の塚に灯がともされると、周囲は幻想的な雰囲気に包まれる。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて、同地域で勢力を誇った猪俣党の旗頭、猪俣小平六範綱とその一族の霊をなぐさめる行事とも伝えられている。
「猪俣の百八燈」は数ある百八燈行事の中でも、塚を築いたその上で火を焚く点が異色で、同地区の子供たちによって400年以上にわたって続けられている。』
7月の比較的早い時期に関東地方は梅雨明け宣言されたにも関わらず、全くもって梅雨が明けたとは思えないうっとうしい天気が続いていました。まあ、その分今年は涼しくて8月のお盆時期までにつけたエヤコンはたったの1日でした。扇風機すら毎日かけてはいなかったので、よほど異常だったのでしょう。結果として東北地方はついに梅雨明け宣言が無い年となってしまったようです。それにもかかわらず8月15日は一気に夏がやってきたような猛暑で、朝から扇風機をかけっぱなしにしてもいいくらいの夏模様です。
「いやあ、こんな日に出かけるのは辛いなあ、特に車が無いから」と思いつつ、ここまで来たのだから、一層のこと夏をなくして秋になってくれればと思っていた油断につけ込まれたようです。
この「猪俣の百八燈」は児玉郡美里町で行なわれる行事で、埼玉県の一番北西寄りにあり、隣はすぐ県境の群馬県です。かつて訪れた【冬桜の城峯公園】のある神川町、上里町、そしてこの美里町の3町で構成されている郡です。
前回神川町を訪ねたように関越自動車道で行くのが一番近いようですが、今回は家内が使用中ですので、電車で出かけねばなりません。
只でさえ、車で一度しか行ったことが無いところですので、当然電車で行く行程等知る良しがありません。そこでネットで路線経路を調べた結果によると、上尾駅からJR高崎線で熊谷駅へ、そこで秩父鉄道に乗り換えて寄居駅、さらにそこでJR八高線に乗り換えて一駅の用土駅下車のようです。
時間を正確に確認すると、上尾駅から熊谷駅まで凡そ30分、熊谷駅から寄居駅まで30分、そして寄居から用土が5分として計65分です。しかしこれには乗り換えや待ち時間が含まれていません。これを含めると約100分、一時間半程度かかることになります。更に今回はこうゆうことでシャトルから大宮経由でというのもムダですので、ダイレクトに上尾駅に向かうと徒歩で約30分、そして用土駅から徒歩20分程度かかるようで、結局合わせて約150分、片道2時間30分の行程です。
この暑さの中ですから更なる疲労は予想できますが、その疲労を倍増するかのような事態が判明しました。
往路はいいとしても復路については、ローカル線の醍醐味を味わうことになりそうな事態です。
都心に通勤していると意外とわからないダイヤ本数です。JRといえども八高線は文字通り東京都八王寺と群馬県高崎を結ぶ路線で、川越・飯能近辺の高麗川からの北行は非電化路線でほぼダイヤは1時間に1本です。
それで行くと20:17用土駅初のJR八高線で帰ると上尾駅着は21:47ですが、万が一20:17を1分でも過ぎると、次の21:27発で上尾着は23:20ということになります。
時間を気にしながら帰宅時間を調整するということでしょうかね。この辺もまあ、旅の面白さかもしれませんが。
※後日、判明したのですが20:17に間に合わない場合、21:27まで待たないで、20:46の八高線下り(高崎行き)で倉賀野駅でJR高崎線に乗り換えると上尾着22:31という行き方がありました。
兎に角今日はあまり早くに行っても体力的に辛そうなので、PM2:00過ぎに(それでも一番熱い頃)自宅を出て、美里町に向かいました。
日頃のったことの無い電車でゆられていくのは結構なのですが、往復5時間近くかけていく「猪俣の百八燈」がそれなりに楽しいものであることを祈ってやみませんでした。
参考:【美里町オフィシャルサイト】 http://www.town.saitama-misato.lg.jp/
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埼玉県上尾市在住で、埼玉県を中心に散策してみつけた歴史を楽しんでいます。
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