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§2 入間万燈まつり

入間万燈まつり

自宅、上尾を出発したのがPM2:00頃だったため、入間市駅に到着したのは、PM3:30を過ぎていました。

駅ロータリーのまつり幟

駅ロータリーのまつり幟

入間市駅のロータリーには、「万燈まつり」と書かれた大きなのぼりと、「夢」と書かれたのぼりが数本ずつ立っていました。
駅周辺での祭りの雰囲気は、こののぼり旗だけで、ほかに祭りを感じさせるものはありませんでした。
本書にもあったように、文字どおり「万燈」は、”たくさんの明かり”を意味し、伝統文化を大切にする心、それに”市民の足元を照らす明かり””未来を照らす明かり”であり続けたいという「まつり」への期待と願いが込められているそうです。

そもそも1966(昭和41)年に合併により誕生した市故、市民一体のイベントをということで始まったそうです。恐らく年輩の方はジョンソン基地(現・入間基地)の町とか、或いは中年には、 8時だョ!全員集合の公開収録時における停電事件のおきた入間市市民会館がある町といったほうが判りやすいかも知れません。また、極々最近ではアウトレットパークと言ったほうがピンとくる人が多いかもしれませんね。
祭りの変遷をみると、昭和46年に「産業祭商工まつり」として始まり、昭和53年から「入間文化市民まつり」と「産業祭商工まつり」が同年に開催されるようになり、昭和59年から「入間市民フェスティバル」として統合されました。
平成元年からの「入間市民フェスティバル」には、サブテーマとして”入間万燈まつり”のコピーが付き、平成4年から正式名称が「入間万燈まつり」となりました。 そして、今回第30回の記念として、祭りのテーマを公募し、”明るい未来・希望・夢に向かって輝く入間”というテーマで開催されたのです。
オフィシャルサイトでは、このように締めくくられています。

『・・・万燈まつりは自然と都市文化と共生する「入間市」の市民生活のスタイルをシンボライズするものなのであり、提案でもあります。祭りはこの由来どおりフレッシュで元気な市民パワー炸裂のイベントです。』

と・・・

さて、駅前から会場へ向かうのですが、道案内もなくまた、人の流れも特に多くないので、とりあえず感で向かいました。途中から太鼓の音が聞こえ始めたので音のするほうへと向かいました。
URの団地群を抜けると向陽台一丁目の交差点に出ました。この交差点のけやき通りが祭りのメインストリートの始まりらしいです。

トヨタ駐車場の夢懸垂幕

トヨタ駐車場の夢懸垂幕

交差点角のタワー駐車場に大きな「夢」文字が掲出してあり、祭りの盛り上げに一役駆っているようです。

混雑し始めたけやき通り

混雑し始めたけやき通り

早くも各所で始まった路上パフォーマンス

早くも各所で始まった路上パフォーマンス

当然、けやき通りは車両進入禁止です。結構道幅も広いのですが、それでも人であふれています。
けやき通りを産業文化センター(今回のメインスポット)方面にプラプラと歩きます。まだ、4:00過ぎで曇りのせいで多少暗いですが、明かりをつけるほどではありませんが、御輿や山車、或いは各エンターテインメント集団が準備やら気合付けやら(一杯引掛けているだけですが)、すでにあちこちで盛り上がりを見せています。

入間市管工事協同組合

入間市管工事協同組合

FM CHAPPY

FM CHAPPY

ここでまず驚かされたのが露天商です。所謂、(プロの)”的屋”が居ないのです。(後に判ったが、けやき~ひばり~茶の花通り至るメインロード以外の脇道にだけ的屋が存在していました)
個人、グループ、企業などあくまで市民レベルでの参加による屋台販売です。いくつか興味を引いたものをピックアップします。

「向陽台団地」・・・団地住民のグループによる運営。焼き鳥のヨーヨー、いかにも庶民的。
「入間市管工事協同組合」・・・何となく判るのですが、多分そうなんでしょう。おかしつかみ取りがタ100です。
「人間おやこ劇場」・・・家族かなあ、カレーにフランクフルトを売ってました。
「FM CHAPPY 77.7MHZ」・・・地元のFM局。チケットなど販売していました。音楽とかDJとかするステージもありました。
一次が万事この通りなので、微笑ましいやら、えげつないやら。結構、子供が客引きしているケースが多く、つい情にほだされて・・・って、人生そんなに甘くないで。

事前の募集があったそうで、募集内容を見ると。

『万燈まつりにお店を出してみませんか? フリーマーケット・飲食販売・商品展示販売等をしたい方を募集します。個性豊かなお店で、万燈まつりを彩ってください。
出店資格:市内在住、在勤または在学の方、市内に事務所を置く団体および市内の商工業者。ただし、両日とも出店時間を通して出店できる方に限ります。⇒1日だけの出店は不可 』

そしてまた、出店種類が中々味のあるネーミング。

”味自慢倶楽部”個人・団体による飲食販売(出展料タ4.000)
”商いじょうず”商工業者による物品販売(出展料タ4.000またはタ8.000)
”味な商い”商工業者による飲食販売(出展料タ4.000またはタ8.000)
”夢アラカルト”その他、似顔絵書き等(出展料タ4.000)

以上の4種類に分かれています。何か出店したくなるような気分にさせるネーミングでしょう。
こんな屋台がズーーーーッと並んでいるのですから、やってる人も、見に来る人も友人、知人だったりすることは、かなり高い確率ゆえに盛り上がっていました。

路上ではパフォーマンスも既に行われていました。まあ、練習かもしれませんが、太鼓や笛、踊りなどなど様々なグループ、団体が思い思いの格好で弾けていました。

世界のともだち広場でのパフォーマンス

世界のともだち広場でのパフォーマンス

途中「世界のともだち広場」と題するステージが組まれていて、子供たちが、南国的なダンスを踊っていました。ほんの触りだけしか見ていないので良くは判りませんが、多分国際交流を目的に見たいなコンセプトではないかと推測されます。(推測するなら聞けばよかったのですが、何分混んでて)
やがてメイン会場の向陽台2丁目交差点に着きました。
ここには大会本部やら警備本部やら一応祭りの中枢を担うセクションが集まっているところで、市の重要関係者や、町の顔役とか、所謂、偉そうな人々が、偉そうに一杯いましたねえ。

灯籠と巨大万燈籠 灯籠と巨大万燈籠

確かにでかい! 灯籠と巨大万燈籠

交差点のデコラティブとして30回記念の提灯デコラと巨大万燈籠がクレーンで吊り下げてありました。
これは中々の演出で、巨大万燈籠には手書風の絵が何枚の貼り付けられていて、手造り風な万燈籠が良い味出していました。
獅子舞パフォーマンス

獅子舞パフォーマンス

その反対側のステージ前では太鼓と獅子のパフォーマンスが行われています。要するに交差店内で行われています。
何という団体なのか良く聞き取れなかったので(会場PAで紹介がありました)判りませんが、一生懸命、叩き、踊っていました。結構、若い人たちのグレープなんですけど好感持てましたね。

5:30からの入間行列には、まだ時間があったので、向陽台2丁目交差点から左にひばり通りを歩きます。

彩の森入間公園内のフリーマーケット

彩の森入間公園内のフリーマーケット

ひばり通りの右手の豊岡中学を過ぎると、「彩の森入間公園」になります。ここには単純明快にフリーマッケットが開催されています。ちょうど夕暮れとなってきたので屋台と違い照明のないフリマはもう終了かと思いきや、徐に投光機がセッティングされていました。まあ、たいした企画です。
お茶のみ友達広場のステージパフォーマンス

お茶のみ友達広場のステージパフォーマンス

フリマの奥には更にステージがありました。「お茶のみ友達広場」~高齢者のひろば~という看板があり、ステージでは文字通り高齢者の方たちによる多分、太極拳!?が行われていました。
他にもステージがありましたが、ここは先に進むことにしました。
入間基地正門

入間らしい風景の入間基地正門

「彩の森入間公園」の突端がひばり通りの終端で、ここはT字路になっていて、ちょうど入間基地の正門となっています。

入間基地とは埼玉県狭山市・入間市域にまたがる航空自衛隊の基地です。飛行隊、航空救難団、航空点検隊の配備のみならず第1高射群の本部があり、有事首都防衛の要となっているそうです。ただし、周りを住宅地に囲まれていて、地元と協定を結んでいることから、戦闘機や支援戦闘機の運用は出来ないことになっているそうです。
1938年(昭和13)年に現在の入間基地(当時、豊岡飛行場)に日本陸軍航空士官学校が開設され、陸軍所沢飛行学校より航空神社が遷座する。
1941年(昭和16)年、この地に行幸された昭和天皇により、「修武台飛行場」と改名される。
1945年(昭和20)年、戦後進駐軍に接収され「ジョンソン基地」になる。航空神社は所沢市北野の北野天神社境内へ移設(1965年11月廃社)。
1958年(昭和33)年、中部航空方面隊司令部編成・中部航空警戒管制群発足により、入間基地が開設される。
こういった経緯ですが、現在ではある意味、平和のシンボルとして地域住民や県内外へのアピールも行われています。
その一つが、入間航空祭で今年は、入間基地開設50周年だそうです。11月3日に行われるそうですが、毎年20万人以上の人が訪れるそうです。
航空祭といえば、小松基地など全国で行われていますが、通常航空機の離発着のため、飛行場は郊外の不便なところにあるのが普通なのですが、全国的に見ても住宅地の中にある基地は珍しく、更に基地内に鉄道の駅があるのはここだけだそうで、何より交通の便が良いので毎年相当な動員を誇っているのだそうです。当日は西武鉄道も臨時便などの特別ダイヤが組まれるそうです。
幾つになっても電車の運転手と飛行機のパイロットには憧れるものです多くの男性は。ということで、ちょっと心引かれる思いもありますが、3日は既に予定があるので残念です。来年まで待つことにしますか。

子供時代の憧憬を描きながら、茶の花通りへ左折します。これで、ちょうど茶の花~ひばり~けやき通りでカタカナの”コ”の字型になっているのです。(ひばりがコの字の縦棒です)
ひばり通りもそうでしたが、茶の花通りもそれほど広い通りではありませんが、やはり道の両側に市民屋台が連なっています。 ここでも路上で様々なパフォーマンスが繰り広げられています。

灯の入った巨大万燈籠

灯の入った巨大万燈籠

一通り見て歩き、5:00頃になったので産業文化センター方面に戻ります。
巨大万燈籠もしっかり明かりが入っています。

メインの向陽台2丁目交差点では、勇壮な太鼓のパフォーマンスが行われていました。どうもこれは入間行列を迎える太鼓らしいです。しばらく太鼓の音を聞いていると、PAで入間行列の開始が告げられました。
各位置から向陽台2丁目交差点を目指し、その後、向陽台1丁目方面へ向かう様です。
結構距離があるのと、ゆっくりした歩みで開始のアナウンスから15分程度待ちましたが、やっと行列の先頭がやってきました。 ナントカ町会の会長御一行様的な行列を先頭に、まずやってきたのは「向陽台」の山車です。

先週、【川越まつり】にいったばかりですので山車といえば伝統のある賢覧豪華なをイメージしますが、ここでは本当に質素な山車です。多少の装飾はありますが、華美ではありません。お囃子もありません。

向陽台の山車

最初は子供だけの向陽台の山車

乗っているのは子供ばかり、それも幼稚園から小学校低学年くらいでしょうか。法被に鉢巻で、皆、大声で掛け声をかけています。確かにお囃子などいりません。子供たちの精一杯の掛け声で十分心意気が伝わってきます。
ここは素直に人生甘いのです。

その後、小学校の山車、ボーイスカウトの御輿はテントでした。更に中学校野球部の御輿、○○信用金庫の御輿もきました。普段の運動不足から休憩が多かったようですが、それもまた微笑ましいかぎりです。

交差点では太鼓が強烈な個性を発揮しています。だが、それ以降、行列が来ません。

出番を待つ山車 出番を待つ山車

出番を待つ山車

待ちきれない私は、ひばり、茶の花方面へ向かうことにしました。案の定山車や御輿が何台も詰まっていました。何故詰まっているのか良く判りませんが、とにかくこちらが動くことにしました。
山車が公園前から基地前にむかって5.6台連なっています。かなり大きい山車や、煌びやかな山車、また、「夢」の字の御輿もありました。皆、思い思いの祭りを楽しんでいるようです。
歴史を感じる山車

歴史を感じる山車

煌びやかな山車

煌びやかな山車

新感覚の神輿

新感覚の神輿


更に曳っかわせなど見たいのはヤマヤマですが、残念ながら、今週は風邪気味でこの日もかなり体調不良のため、これで引き上げることにしました。
恐らくこれから山車や御輿、踊りやパフォーマンスが続けられるのでしょう。そんな光景を思い浮かべながら入間を後にしたのでした。

万燈看板

万燈看板

これが本書の概要にある、新しいタイプの祭り一旦です。
当然、官民一体となった運営ですが、官はアウトラインとインフラを実施します。民はそれを活用し活性化させます。こうして官民一体となって実施することにより、より地域住民との温度差を無くして行き、より参加しやすい祭りを作り上げているのでしょう。
通常、「まつり」とは伝統や格式によって実施される場合が多いでしょう。けっしてそれが悪いことではありません。それはそれで、伝統の重みや歴史を感じることが出来るからです。だが、一方で歴史や伝統のない地域ではどうするのかといえば、手っ取り早くイベント(YOSAKOIなどがその一例でしょう)があります。ですが、その場合は主催者のマスターベーションで終わるというリスクが存在します。 そこで、それをもう少し住民寄りに考えられたのが、今回のような祭りではないでしょうか。
「・・・市民の、市民による、市民のための、まつり・・・」
きっと、これからも賑やかで楽しい祭りになっていくのではないでしょうか。 何か体は熱っぽかったのですが、気分は上々だったようです。楽しいひとときを過ごしました
ほんの短い時間で他の場所を見学もせず、何も食べずに帰ってしまいましたが、別の日にまた、まつり以外の風情も体感したいものです。

2008.10.28記

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