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白根山

国道292号線をそのまま進んで白根山への登坂に掛かります。
この国道292号線は日本一標高が高い一般国道で、渋峠というところが標高2,172mの最高点だそうで、それゆえに草津温泉街を抜けると一気に上り道となります。
天気の良い日なら一望できる風景に見とれるのでしょうが、今日は残念ながら曇り空なので絶景も半分かもしれません。
丁度、ロープウェイの山麓あたりの殺生河原付近では、硫黄の臭いと荒々しい風景が2時間ドラマの風情を醸し出しており、家族中が今にも死体を捜しにでも行きかねない興奮状態です。一人次女だけは道の駅から運転をしている初心者マークドライバーなので、特に山道初挑戦ですから風景どころではないようです。

白根山駐車場チケットどんどんと山を登っていくとやがて白根レストハウスが見え、410円の駐車場に車を停めます。


白根山白根山は群馬県吾妻郡草津町に位置する、標高2,160mの活火山で他の白根山と区別するため、草津白根山と呼ばれます。
山頂付近は白い山肌が広がっているのが特徴ですが、1882年の噴火以前は河口付近まで緑が広がっていたそうです。
現在、山頂は硫化水素ガス発生のため立ち入りが規制されていますが、山頂付近の湯釜と呼ばれる火口湖は観光地として有名だということで、とりあえずその湯釜に向かうことにしました。
余り天気もよくないこともあって結構涼しい気候で、家族全員長袖を一枚着重ねました。


湯釜道標とレンタルスティック「湯釜」とかかれた道標があるのでそちらに向かうと結構多くの人が登っているのが見えます。登り20分、下り15分と書かれているところに、杖代わりでしょうかスキーのストックが置かれていて自由に使えるようです。
念のため母の分だけ1本ストックを借りてスタートしました。舗装されている道なので散歩気分で歩けそうな感じです。


弓池少し歩いて振り返ると「弓池」が見えます。恐らく周りに木道があるのでしょうか、遊歩道のようなものも見えます。ここも天気がよければ空の青と木の緑、そしてそれらが水面に映えて・・・などという光景が展開するのでしょうね、きっと。


等と言っている余裕が少しずつなくなっている気がします。
楽勝と思っていた登山道・・・否、遊歩道が結構きつくなってきました。案の定、母はギブアップで、一人にしておくわけにはいかないと家内は泣く泣く登るのを諦めた・・・と本人は言っていましたが、どうやら渡りに船状態なのは否めないようです。
ということで、私と娘2人の三人で湯釜へ向かうことになりました。
日頃の運動不足でかなり息も上がり始めた私はともかくも、まだ若い娘二人がかなり苦しいのはどうゆう訳かと思えば二人ともヒール履きでした。
「最初から山に登るのならそういってくれれば良いのに」と散々文句を言われ続けましたが、車で登るし、それ程歩くところもないだろうと思っていましたので・・・ やはり最低限それなりの恰好は必要でしょうね。

湯釜最後の一頑張りをしてやっとたどり着きました、湯釜です。
結構遠くから眺めることになるので、大きさが今一良くわからないのですが綺麗な水色をしていいます。後で調べるとエメラルドグリーンとどこにも書かれていますが、それよりももっと白い感じです。
それでも美しさは十分堪能できますね。


この湯釜は直径約300m、水深が約30mあり水温約18℃の火口湖です。世界で最も酸性度の高い湖といわれているそうです。
水がエメラルドグリーンなのは、水に溶け込んでいる鉄イオンや硫黄などの微粒子の影響で、日光の特定の波長の光が吸収される為だそうで、湯釜の水をコップに汲んでもエメラルドグリーンには見えないようです。

湯釜の美しさに見とれてはいるのですが、その美しさとは裏腹にやはりこの草津白根山は活火山なんですね。
「日本活火山総覧(第3版)(気象庁編2005)」による記録に残る火山活動をかいつまんで見ます。

『1783(天明3)年 草津温泉温度急上昇、浴客死亡。
1902(明治35)年7~9月 噴火 噴火地点は弓池付近。
7月15日 噴火し、水蒸気・砂石を噴出、浴場・事務所の建物全壊。
8月20日 小爆発。9月4~6日 しきりに爆発、灰・水蒸気噴出。9月17日 鳴動、降灰多量。9月24日 鳴動、噴石盛ん。万座温泉で降灰30㎝。
1932(昭和7)年10月1日 噴火
火口付近で死者2名、負傷者7名、山上施設破損甚大。
泥流、殺生河原降灰、噴出物総量1.6×104m3、爆発エネルギー1.6×1018erg、11月頃まで活動。
1942(昭和17)年2月2日 噴火
割目を生じ、噴煙、降灰、鳴動、火口付近の施設破損。
1963(昭和38)年 
噴気活動位置の移動(湯釜外側南東斜面から水釜外側斜面に移動)。
1976(昭和51)年 噴火
3月2日 水釜で小規模な水蒸気爆発。噴気活動は同年4月頃から次第に衰える。
8月3日 本白根山白根沢(弁天沢)で滞留火山ガスにより登山者3名死亡。
1977(昭和52)年
1月4日局地的な有感地震、最大有感距離約15km、逢の峰・芳ヶ平ヒュッテ震度4。
1983(昭和58)年11月13日 噴火
11時40分と12時08分の2回湯釜で水蒸気爆発。人頭大の噴石を600~700mの範囲に放出、降灰は東南東方向、渋川まで達する。涸釜北側火口壁下部に亀裂(幅30㎝、長さ45m)を生ず。
1996(平成8)年
2月7日 湯釜火口で厚さ20~30cmの氷を湖岸に打ち上げる小規模な火山活動があった。活動中心は湯釜内北西部。
2004(平成14)年
5月17日 湯釜で湖水の吹き上げが目撃され、その後変色水が確認された。
5月19~22日 湯釜火口の北西約7km付近を中心に一時的に地震増。』

というように白根山は活きているんですね。
ちなみに気象庁地震火山部 火山監視・情報センターの平成21 年6月の草津白根山の火山活動解説資料です。

『地震活動や地殻変動には特段の変化はみられませんでしたが、湯釜火口内の北壁や水釜火口の北から北東側にあたる斜面で熱活動の高まりがみられています。
山頂から概ね500mの範囲ではごく小規模な火山灰等の噴出に警戒が必要です。また、ところどころで火山ガスの噴出が見られます。周辺の窪地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留する事がありますので、注意が必要です。
平成21年4月10日に噴火予報を発表し、警戒事項を切り替えました(噴火警戒レベル1(平常)継続)。その後、予報警報事項に変更はありません。
○ 活動概況
・噴気など表面現象の状況(図1※)
逢ノ峰(湯釜の南約1km)に設置してある国土交通省利根川水系砂防事務所のカメラでは、4日及び17 日に、湯釜の北側の数ヶ所からごく弱い噴気が観測されました。
湯釜火口内に設置してある東京工業大学のカメラでは、火口内に噴気は観測されませんでした。
・火口及び山体内の熱の状況(図2~図4、図5※)
3日~4日に実施した現地調査では、湯釜火口内北壁の熱活動の高まりが継続していました。
東京工業大学の観測によると、湯釜火口内北壁の噴気孔周辺(図4)の地中温度は、5月23日に急激に上昇し、その後も高温の状態が継続しています。 ・地震や微動の発生状況(図6※、図7-①)
山体を震源とする火山性地震の発生回数は少なく、地震活動は静穏に経過しました。
火山性微動は観測されませんでした。
・地殻変動の状況(図7-②③④)
GPS 連続観測では、火山活動によるとみられる変動は認められませんでした。』

このように日夜観測されているのです。ちなみに富士山もちゃんと観測されていて、同じように毎月火山活動解説資料が発表されています。

参考:【気象庁(関東・中部地方の活火山 > 草津白根山)】 http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/305_Kusatsu-Shiranesan/305_index.html

湯釜何はともあれ記念撮影です。
道標には「上信越高原国立公園」草津白根火口展望台(白根山2138m)と記載されています。
「上信越高原国立公園」は昭和24年9月7日に日本で15番目に指定され、総面積は、189,028haで、群馬・新潟・長野の三県にまたがる、山と高原の国立公園で、区域面積は大雪山国立公園に次いで日本で2番目の大きさだそうです。


記念撮影すがすがしい山頂での記念撮影と裏腹にかなり参っている娘の図。以下に日頃から鍛えられていない一家が伺えます。


湯釜それにしても湯釜の色とはコントラストに山肌のなんと寒々したことか。やはりガスなどの影響で植物がなくなっているのがよくわかります。まさに自然の驚異ってやつですね。


いづれにしても久しぶりに山の空気などというものを味わいました。たまには良いものですね。
時間はもうPM2:00近くになりますので、そろそろ昼食をということで草津温泉へ向かうことにしました。
帰りは次女が風景を見たいとのことで、私が運転し一気に温泉街へ降りてきました。

手打蕎麦 大信ちょうど草津温泉の入口周辺に手打ち蕎麦「大信」という蕎麦屋に入りました。
凝った作りでもない店構えです。観光地用というより地元の方のための・・・というような風情です。


おろしレモンそば注文は「おろしレモンそば」という珍しい蕎麦を頼んでみました。「サッパリして美味しいです」と店の方から勧められたので、今回はサイドオーダーをせずに、大盛り蕎麦だけにしました。


大盛りながらも結構ボリュームがあります。おろしと自分で絞ったレモンを出汁に加えます。出汁はかなり辛いですが、おろしとレモンが入ると結構マイルドになります。
蕎麦は地粉を使った九割の田舎蕎麦ですが、蕎麦自体もレモンの香りがします。
食べてみると確かにサッパリした味わいとシコシコした食感が味わえます。なかなか侮れないレモン蕎麦です。 価格もリーズナブルで、味、コストパフォーマンス共に結構ランク高いですね。
すっかりお腹も満たされて、いよいよ草津温泉街に入ります。

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