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鬼押し出しと白糸の滝

名残惜しくも草津を後にして、一路軽井沢を目指して走ります。
一気に軽井沢のプリンスアウトレットに行っても、子供達は結構でしょうが少なくとも私は時間を持て余すのは明白です。したがってここはおのぼりさん的ながら名所を訪ねてみることにしました。とはいっても実際に見たことがないのですから結構楽しみです。
292号線の草津道路をしばらく走り、大津交差点を右折して鬼押ハイウェイを通ります。決して良い天気ではないのですが、何とかこのまま雨が降らなければ良いのだが、という微妙な天気の元で「鬼押出し」に到着しました。
この前を通ったことはあるのですが、園に入園したのは初めてです。

鬼押出し園チケットまずは600円の入園料を払って入園しました。
チケットの販売所の前に「鬼押出し園」の案内がありました。


鬼押出し園のご案内
鬼押出し園は軽井沢から北へ21Kmの地点、上信越高原国立公園に位置し、浅間山(標高2,568m)の群馬県側北山麓にあります。園内広場の標高は1,325mです。園内には4つの見学コースがあり、すべてが連絡しております。
(表参道510m、裏参道410m、高山植物観察コース700m、奥の院参道1,200m)
天明3年(1783年)8月5日、浅間山大噴火により最大幅2Km、長さ5.5Km、広さ6.8平方Km、にわたり、流出した溶岩が冷えて固まって出来た凝結地帯を鬼押出しと呼んでおります。名前の由来は浅間山の火口で鬼があばれ、岩を押し出したという当時の人々の印象によります。溶岩総出量約2億立方mと言われ、東京ドームの約161ケ分に当たります。
浅間山は那須火山脈に属する日本有数の活火山で、コニーデ型3重式成層火山であり、噴火の形式はヴォルカノ式と呼ばれ激烈な爆発様式をもち、鳴動、地震を伴い、爆発音と共に噴煙を空高く吹上げ、火山岩、火山弾、火山砂、火山塵を噴出する。噴出物は乾いており、泥土を交える草津白根火山とは対象的です。火口の直径は約500m,深さ約250m、火口の一周は約1,300mあります。火口の中心で長野県と群馬県の県境になっております。

鬼押出し溶岩
天明3年5月9日に最初の噴火が始まりました。7月に入ると本格的な活動となり、鳴動、噴火を繰り返し、北関東一円に火山灰、軽石などを降らせるようになりました。8月3日さらに激しさを増し、翌8月4日吾妻火砕流が発生し、3つの流にわかれて黒豆ヶ原(六里ヶ原)などが形成されました。翌8月5日午前10時頃、大爆発が起こり鎌原火砕流が発生し、半固結状態の溶岩、火山灰は高く噴きあげられ、その大部分が北斜面に落下し、なだれのような一団となり、高速で山肌を滑り降りました。地表水を大量に巻き込み、泥流と変わり、鎌原をはじめ、各部落を埋め吾妻川に達しました。鎌原火砕流にひきつづき最後に流出したのが鬼押出し溶岩です。火口からどろどろとした溶岩は浅間山の北斜面を下り、冷えて固まり鬼押出しが形成されました。この溶岩を最後に3ヶ月間続いた活動もようやく終息を迎えました。溶岩は両輝石安山岩です。この溶岩で国の特別天然記念物に指定されている溶岩樹形が近くで見られます。
現在二百十数年が経ち、湿り気のある岩陰にはたくさんの高山性植物が植生するようになりました。5月中旬から7月上旬まで可憐な花が私たちを楽しませてくれます。

浅間山観音堂
昭和33年5月25日開創。東京上野、東叡山寛永寺別院で天明大爆発の犠牲になられた方の御霊を供養しており、厄除け観音としても知られています。ご本尊は東叡山寛永寺伝来の聖観世音菩薩を祭っております。』

200年以上前の現実が今のこの光景となっていることに感慨を覚えずには・・・いられないというほど感傷的ではないですね。ただある意味の惨事を今に残すといった方が正しいのではないかと思うのですが、結局は観光地ですから楽しめばよいということでしょうね。

図説この案内板の近くのコンクリート製の歩道橋の途中にこのような図説が刻まれていました。
茶色い部分が現在の鬼押出し領域ということです。


鬼めしセンター園内に入ると展望台のよなものがありますが「鬼めしセンター」という食堂兼展望室になっている建物です。12:00を過ぎているのですが、朝食が8:00とあってまだ食欲も湧かないので素通りです。


アップには出来ないアホ姉妹の図アップには出来ないアホ家族の図昨日の白根山の湯釜のこともあり、今回は一番お手軽な表参道コースを巡ります。
荒涼とした光景の中で、草花だけが何とか気持ちを抑えてくれる気がしますが、アホ家族の馬鹿三昧によって脆くもそんな感傷は吹っ飛んでしまいます。


惣門しばらく行くと朱色の門が見えてきました。「惣門」というそうです。


惣門と二天尊像の由来
この惣門は、天和2年(1682年)東叡山寛永寺山内に建立された勧学寮(学問所)の表門であった。
明治以降は東叡山寛永寺の惣門として保存されてきたが昭和41年5月に当別院の惣門として改修移築された。
惣門の左右にご安置されている二天尊像は、五代将軍綱吉公ゆかりの尊像で公の没した宝永6年(1709年)綱吉公の霊廟が寛永時に造営され、その二天門のために大佛師法橋香澄によって造立され左右に祀られた二天の尊像である。
その後明治になって同じ霊廟中の勅額門にご安置され更に昭和42年には修理を施されてこの浅間山観音堂の堂内にお移り願った。
昭和62年5月、二天尊像本来のご性格を考慮してあらためて当惣門にご安置申し上げたものである。
昭和62年5月20日 浅間山観音堂 執事
注釈(向かって右が持国天、左が増長天、腹部の顔は鬼面といって武神であることを表しています。)』

確か以前、聖徳太子立像と例大祭で行田市の天洲寺を訪れた際、山門に四体の像があり、四方を守る守護神として、東が持国天、南が増長天、西が広目天、北が多聞天という所謂、四天王のうちの二天のことだったのですね。
そう考えると堂内ではなく、この惣門が相応しいということになるわけですね。

景色より団子溶岩の光景の中を進むとやがて浅間山観音堂が見えてきます。どうやらそこからの眺めがよさそうなどと思っていると、娘達は先に売店ののぼりの方が先に目に入るようで、小腹も空いたことで暫し団子でも食しながら休憩となりました。


浅間山観音堂小腹を満たしてから「浅間山観音堂」に参拝しました。


「浅間山観音堂」からの眺め「浅間山観音堂」からの眺めは実に爽快で、遠くの山々までくっきりと・・・ 今日は良く見えませんね、残念ながら。
天気がよければ素敵な光景を望むことが出来るのでしょうね。でも思いっきり自然を満喫したような気分になって「浅間山観音堂」から降りることにしました。


ヒカリゴケ途中「ヒカリゴケ」の生息している場所がありました。現地の案内板です。


ヒカリゴケ(ヒカリゴケ科)
1科1属1種の小さく原始的なコケ植物です。洞穴や岩の隙間、倒木の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育します。
環境の変化に非常に弱く、付近の大気汚染や乾燥によって簡単に消失してしまいます。
ヒカリゴケは、文化財保護法によって「学術上貴重で、日本を代表する自然を記念するもの」として天然記念物に指定されている場所があります。
ヒカリゴケ自身が発光するのではなく、洞窟内に入るわずかな光を、レンズ状の細胞の原糸体という部分で反射して、きみどり色に輝いてみえます。
ヒカリゴケという名前もこの現象からついたものです。
長野県の岩村田は、明治43年(1910年)当時の中学生が「光る土」として学校へ届けたことがきっかけで、日本で初めてのヒカリゴケ発見の地となりました。
分布、北海道・本州(中部地方以北)、極東ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ
(鬼押出し園では5月中旬から10月下旬ごろまで観察できます)』

ヒカリゴケとは実に懐かしいものを見ました。彼是40年前くらいでしょうか吉見の百穴で見たときには、何となく恐ろしさを感じたものでした。確か天然記念物だったような覚えがあります。

やっと見えた浅間山最後に園を出る前にやっと浅間山を何とか見ることが出来、「鬼押出し園」を後にしました。


鬼押ハイウェイから白糸ハイランドウェイの乗り継いで「白糸の滝」へ向かいます。
一応有料道路なので料金所がありますが、結構「白糸の滝」をみて引き返す方が多いようで、料金所では往復料金を払う設定もあるようです。私たちはそのまま軽井沢に抜けるので片道料金ですが、ローカルルールですね。
白糸の滝道標白糸ハイランドウェイを10数分行くと「白糸の滝」に到着です。特別な駐車場は無く白糸ハイランドウェイの道沿いに2~30台とめられるスペースがあるので、そこに駐車して「白糸の滝」へ向かいました。


白糸の滝駐車場から小川沿いを5.6分歩きますが、水が本当に綺麗です。滝から流れてくる小川なのでしょうか。
到着すると確かに見事な滝です。落差はそれ程ありませんが、滝の幅が広いので荘厳というより壮麗です。
現地の案内板です。


白糸の滝
湯川の水源にあるこの滝は、高さ3m、幅70mの岩肌より数百条の地下水が白糸の如くに落下し、実に美しい滝です。冬も枯れることなく湧き出しており、浅間山に降った雨が地下浸透し湧き出るまでに6年程度かかります。水温は11.8度と高めですが、これは火山活動に伴う地熱の影響によるものと考えられています。』

白糸の滝滝の一番左側の方はじかに滝の水に触れられますが、この水が6年前の雨でしたか。
でもいわれるよりずっと冷たく感じましたが・・・。


「白糸の滝」とは一般的に流れ落ちる水が幾筋にも分かれる滝に対して、その様が白糸や絹糸を垂らしたようなことから名付けられ、日本全国各地に同名の滝が多く存在するそうで、基本的に落差に比較して滝幅が広いものが多いそうです。
日本における代表的な「白糸の滝」は静岡県富士宮市にある滝で、正式名称は「白糸ノ滝」で国の名勝及び天然記念物に指定されています。
そのほか、山形戸沢村、福島猪苗代町、山梨小菅村、群馬県長野原町、岐阜県下呂市、福岡県前原市などにもあるそうです。
それでも清涼感一杯で、本格的な夏のシーズンは人で込み合うのでしょうね。

「鬼押出し」「白糸の滝」と自然に触れながら軽井沢を目指してきましたが、いよいよこれから軽井沢に到着します。

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