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いわき・ら・ら・ミュウ

昼にはまだ時間があるので、「みろく沢石炭の道」から昨日花火を見た小名浜港にある「いわき・ら・ら・ミュウ」に向かいます。私自身ここを訪れるのは今回で2度目。前回はもう随分と昔のことでお土産を買っただけでしたから、あまり詳しく憶えてはいません。
「いわき・ら・ら・ミュウ」とは”いわき市観光物産センター”の愛称で様々な物が売られているのですが、やはりここでは水産物が何といっても一番でしょう。海産物商店やレストランが充実しているので食べるのも買うのも良いでしょうね。
ただ、今回は単なる買い物や食事が目的ではなく、ここから出航している遊覧船に乗ることが主目的です。どんな港巡りが出来るのか楽しみです。

道路は混んではいませんでしたがやはり1時間弱かかったようです。しかし駐車場は大混雑で停めるスペースがありません。仕方無しに駐車場内で10分ほど待つと運良くスペースが開いたので無事に駐車できました。さすがにここは侮ってはいけませんね。

いわき・ら・ら・ミュウ建物を入って突き当りまで行くとそこが遊覧船乗り場でした。


クルーズチケットちょうど12:30からのクルーズに間に合ったので、一人1,710円を支払って遊覧船に乗りことにします。


「ふぇにっくす・じゅにあ」号このデイクルーズは単に小名浜港の景色を遊覧するだけでなく、「かもめに餌付け」ができることが売りです。実際にどの程度なのかはわかりませんが、嘗て少し人気があったような記憶がありますが・・・
いよいよ出航です。


「ふぇにっくす・じゅにあ」号デイクルーズに使用される船は現在2隻あります。「ふぇにっくす」号と「ふぇにっくす・じゅにあ」号です。
「ふぇにっくす」号は118tの双胴船で170人くらい乗れる大きな船です。「ふぇにっくす・じゅにあ」号は45tで90人くらい乗船できる小さな船です。
今回は「ふぇにっくす・じゅにあ」号に乗り込みます。


船室とデッキがあるのですが、今回は海を満喫しようとデッキにいることにしました。
対岸はちょうど「アクアマリンふくしま」でまさにこの周辺が昨夜花火大会が行なわれた場所です。
さて、いよいよ出航で、約1時間の小名浜港周遊クルーズに出かけます。

かもめの餌付けゆっくり岸壁を離れてから速度を上げてドックから港へ出ると、いきなり「かもめ」が追いかけてきます。もう毎日何度も繰り返されている餌付けですから、「かもめ」のほうも理解していて船が出港すると追いかけるという”バスカヴィル・・・”ではなく”パブロフの犬”状態なのでしょうね。

かもめの餌付け後ろから、横から、時には前から餌をめがけてやってきます。餌は船内で販売されているようですが、ま、所謂「かっぱえびせん」です。 えびせんを突き出しておくとそれを狙ってやって来るという仕掛けですが、近くまで来るのですが意外と上手に食べてくれませんね。


かもめの餌付け結構コツがあるのかなと思って見渡すと、一人だけ妙にかもめが寄ってきている人がいます。
すっと餌をちょっと出すだけで綺麗にかもめが餌を食えてまた飛んでいきます。よくよく見れば上手なはずです、船員の方ですから。
毎日のようにやっているのですから、恐らくかもめも場所を覚えているのではないでしょうかね、当然乗船客の邪魔にならないよう、デッキの隅で餌を出しているにも関わらずですから・・・


栄養の良いハト更にデッキには出航からずっとハトがおり、餌付け用のえびせんのお零れを頂戴しています。よくよく見ると何か栄養のよさそうなふっくらしたハトです。
ま、確かに毎日のように餌が落ちているのですから、太るのは当たり前ですが、それにしてもまったくといって警戒心が無いようです。
まあ、ここで危害を加える人もいないでしょうから、逃げることを全く知らないようで、結局下船するまでずっといましたからね。


マリンタワーかもめの餌付けにも飽きてきたので、風景を眺めます。それ程広い範囲をまわるわけではないので対岸で見る部分は限られます。人数がまとまってチャーターすると塩屋崎灯台や五浦海岸辺りまで巡るそうです。
現在は昨日の花火大会同様、マリンタワーが見えます。「アクアマリンふくしま」や「ら・ら・ミュウ」等が出来た現在でも、やはり小名浜港のシンボルなのでしょうね。


照島マリンタワーとは反対方向の南方向ヘ向かうと遠くに突き出た島?、それとも岩?が見えます。
船内で「・・・天然記念物・・・」とのアナウンスがありましたがよく聞き取れませんでした。調べてみると照島という「ウミウ」の生息地なのだそうです。


福島民報の記事を引用します。

ウミウの飛来数、激減   福島の天然記念物 
福島県いわき市泉町の海岸から約二百五十メートル離れた太平洋に浮かぶ照島(てるしま)。渡り鳥ウミウの生息地として一九四五年、国の天然記念物に指定された。かつては五百羽以上が越冬し、島の頂上が真っ黒に見えるほどだった。その数が近年、目立って減っている。
毎冬、照島のウミウ観察会を開き、飛来数の定点観測を続けている日本野鳥の会いわき支部によると、十年前に百羽、五年前には六十五羽だった。二〇〇八年十二月は五十四羽にまで減った。年により多少ばらつきはあるものの、激減しているのは間違いない。
照島は、海面からの高さが約三十メートルの円筒状をし、頂上部分の面積は約百平方メートル。もともとは陸続きだったが、波や風による浸食で島になった。同支部長の小野金次郎さんは「島自体が随分、やせ細ってしまった。頂上に生い茂っていた樹木も少なくなった」と、ウミウの居場所が狭まりつつあると指摘する。一九七〇年代と現在の島の写真を比べると、島の周囲がかなり削られてしまっているのが分かる。
小野さんは、減少の原因は浸食作用だけではないとみる。沿岸の開発に伴い、島周辺の海の環境が変わり、餌になる魚などの動植物が減ったとみられる。地球温暖化による生態系の変化も関係していると考えている。
小野さんは「地形の変化が動植物の生命に影響を及ぼしかねない」とも懸念。同支部はウミウ保護の第一歩として、守るべき地形の「レッドデータブック」の作成を県に要望している。
「鳥は自然界のバロメーターだ」と小野さん。照島のウミウの減少を通じ、環境変化への危機感を強くしている。
(福島民報社、文・渡部純、写真・国分真司)
  ×  ×  ×
ウミウ:ペリカン目ウ科の鳥。全身黒色で目の近くに黄色、ほおに白色の部分がある。四―七月に千島列島や北海道沿岸の岩棚で繁殖し、本州に南下して越冬する。照島には十月中旬ごろ飛来し、春に北上する。海に潜って魚をえさにする。』

かなり遠いので私のカメラの望遠ではこれが精一杯です。秋に来ると見られるのかもしれませんが、減少している理由の一つとして沿岸の開発が挙げられているようですが、どうやらこの照島は開発によってまだ失ったものがあるようです。

もともとこの照島は海岸と陸続きだったそうですが、やはり侵食によって陸地から切り離されたようです。そしてこの海岸にあったのが「鳴き砂」と呼ばれる砂で、踏みしめると「キュッキュ」と鳴くのだそうです。全国に約200ヶ所「鳴き砂」はあるそうですが、ここの「鳴き砂」は日本一細かい粒度の砂だったそうです。
この砂が鳴く為には、ゴミが少なく粒度範囲が限られ、均一な組成が必要とされているのですが、結果として海岸周辺の開発によって海が汚れ砂が鳴らなくなったそうです。(現在は極一部分復活し始めているらしいのですが・・・)
そういった意味でこの照島はある意味汚染などのバロメーターとしての意味合いがあるのかもしれませんね。

「ふぇにっくす」号雨は降っていませんでしたがこの日も曇天で、かれこれ40分くらいクルーズしていると段々寒くなってきました。船室に行くということも出来るのですが、どうせなのでこのままデッキで潮の香を楽しんで・・・というやせ我慢が果たして通用するかどうか。
ちょうどこのあたりでもう一艘のクルーズ船「ふぇにっくす」号とすれ違います。
花火観覧場所クルーズも終盤になっていてそろそろ「アクアマリン」の方へ戻ってきたようです。
ちょうど昨夜花火を見たB席がこのあたりで、まだ後片付けの最中のようですが、海上から見る景色もまた一興です。


アクアマリンふくしま徐々にクルーズの埠頭に近づいてくると「アクアマリン」の全容がみえます。なかなか美しいつくりの建物です。
ちなみに「アクアマリンふくしま」だけは嘗てオープンした頃に一度行きましたので、今回はパスですが、未だに秋刀魚の回遊は忘れられません。


巡視船「なつい」丸「アクアマリンふくしま」のちょっと先の岸壁には巡視船でしょうか、係留されています。「なつい」丸という巡視船です。
特に珍しい光景でもないのかもしれませんが、嘗て子供の頃「丸」などという雑誌を愛読していた私には結構そそられる風景です。


そもそも巡視船とは文字通り沿岸警備のための艦艇で、国によって、海軍、沿岸警備隊、警察などによって使用されます。
日本における巡視船は国土交通省の外局である海上保安庁が所有する船舶で、行政組織により運営される内の警備救難業務用船のことを指し、他国と違い軍隊でないことを法律(海上保安庁法 第二十五条)で明言・宣言しており、巡視船は軍艦ではなく、また乗員も軍人ではないということです。
したがって、海上保安庁の言うところの「巡視船」とは、広義では法令の海上における励行、海難救助、海洋の汚染及び海上災害の防止、海上における犯罪の予防及び鎮圧、海上における犯人の捜査及び逮捕その他海上の安全の確保に関する事務に従事する船舶の事をいうそうですが、狭義では大型船を「巡視船」とし、小型船を巡視艇と区分しているのだそうです。
この巡視艇は主として基地周辺海域における「巡視船」と同様の事務に従事すると決められていて、つまり、巡視船と巡視艇は、どちらも海上における治安の維持や海難救助等の業務を行うための船舶ですが、より広範囲の海域で行動する巡視船に対して、巡視艇は、主に港内や沿岸部付近でこれらの業務に従事することが違いだということです。

そして更に「巡視船」を細分化すると、
1.PLH(Patrol Vessel Large With Helicopter)型:700トン型以上の大型巡視船で、ヘリコプター搭載型
2.PL(Patrol Vessel Large)型:700トン型以上の大型巡視船
3.PM(Patrol Vessel Medium)型:350トン型以上の中型巡視船
4.PS(Patrol Vessel Small)型:350トン型以下の小型巡視船
以上の4つに分類されます(ちなみに巡視艇はPC型とCL型の2種類です)。しかも船名はこの分類による由来があるそうです。
1-1.PLH ヘリ2機搭載型 - 日本の旧国名(例 みずほ、しきしま等)
1-2.PLH ヘリ1機搭載型 - 海峡・水道・山等(例 そうや、つがる等)
2.PL型 - 半島・岬・湾・島等(例 いず、しれとこ等)
3.PM型 - 河川・島(例 なつい、とから等)
4.PS型 - 山(例 あかぎ、つるぎ等)
※あくまで原則であってけ建造時の社会情勢や、配属換えによる船名の変更などもある。

したがって、この「なつい」丸は、正式には「PM01 巡視船なつい」となります。
総トン数は526t、全長67.8m×幅7.9m×深さ4.4mで乗員約33名で、巡視船ゆえに20mm多銃身機銃が1門設置されています。
この「なつい」は元々船の名は「てしお」でしたが、砕氷型PM-15「てしお」の新船就役にともなって、その船名「てしお」を譲って現在の「なつい」になったそうです。勿論「夏井川」から命名されたのは当然のことです。

現在この「なつい」と同型の巡視船は全国で14隻(PM-14)あり、「なつい」型と呼ばれています。この型で呼ばれる基本となる船をネームシップというのだそうです。したがってそもそものネームシップは「てしお」でしたから、その当時は「てしお」型とよばれていたのです。
それ以外にPM型には、「とから」型(9隻)、「びほろ」型(8隻)、「たかとり」型(2隻)、「あまみ」型(4隻)、そして「てしお」と、合計38隻海上保安庁に保有されているそうです。

一方、それらの船舶をつかさどるのが海上保安庁の組織ですが、その本部に海上保安庁本庁があり、その下に”地方機構””教育機関””その他”があります。
更に「地方機構」には第一管区~第十一管区まであり全国を分担しています。

第一管区:北海道(北方領土含む)
第二管区:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県(沖合い水域は太平洋側のみ担当)
第三管区:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県
第四管区:岐阜県、愛知県、三重県
第五管区:滋賀県、京都府(南丹市以南)、大阪府、兵庫県(瀬戸内海側)、奈良県、和歌山県、徳島県、高知県
第六管区:岡山県、広島県、山口県(瀬戸内海側)、香川県、愛媛県
第七管区:山口県(日本海側)、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県(水域上は熊本県の有明海も担当)
第八管区:京都府(京丹波町以北)、福井県、兵庫県(日本海側)、鳥取県、島根県(竹島含む)
第九管区:新潟県、富山県、石川県、長野県(沖合い水域は東北地方の日本海側も担当)
第十管区:熊本県(水域上は有明海を除く)、宮崎県、鹿児島県
第十一管区:沖縄県(尖閣諸島含む)

というようにほぼ行政区の地方エリアと同様の区分と考えれば良いのでしょうね。
福島県は第二管区で、その本部である「第二管区海上保安本部」は宮城県塩竈市に所在し、その下部組織として県ごとに海上保安部が設置されています。
福島の場合は「福島海上保安部」でいわき市小名浜にあり、正式にいうと巡視船「なつい」は「海上保安庁第2管区海上保安本部福島海上保安部」に所属しているということになります。
つい半月ほど前の7月18日には海上自衛隊の艦艇の体験航海や見学などが行なわれたそうで、こういった事柄や風景は港や港町ならではなのでしょうね。
埼玉県在住ではこういった体験や経験はなかなかがありませんからね。

参考:【福島海上保安部】 http://www.kaiho.mlit.go.jp/02kanku/fukushima/

「いわき・ら・ら・ミュウ」そろそろクルーズも終りのようで間近に「ら・ら・ミュウ」が見えます。


下船用意係員が桟橋をかける用意をしています。


約1時間にわたる小名浜港遊覧クルーズで結構楽しむことが出来ました。さすがにまた来ても乗ることはないでしょうが、今度は花火大会のときに船から見るっていうのも良いかもしれないですね、結構良い値段はするけれど。

下船すると既に1時半をまわっていました。とりあえず昼食と思ったのですが、余りの混み様に若干うんざり気味です。
ふらふら館内を歩いていたらおいしそうな弁当を売っていたので、珠には外で食べようかと購入して潮風の中で昼食をいただきました。

いかめし「萬屋」の”いかめし”です。ご飯がもち米なのが結構美味で、潮風と共に久しぶりに気分のよい昼食でした。


最後にお土産(目光とかそれら一連の海産物)を送って、「いわき・ら・ら・ミュウ」を後にし、たまには海で遊ぶのもまた健康的かなあ、などと勝手に悦に浸っていました。

参考:【いわき・ら・ら・ミュウ】 http://www.lalamew.jp/index.php

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