町制施行40周年記念 2010ばらまつり

今年も春のバラの季節が到来しました。
先日は西武ドームで開催された「第12回 国際バラとガーデニングショウ」に出かけてバラを堪能してきました。
そして5月の最後の日曜日の5月30日に伊奈町の町制記念公園のバラ園を訪れました。
3、4年ほど前にも一度訪れたことがあり、それなりに立派なバラ園でした。
自宅からも車で約20分くらいですから、のんびり出かけてもOKです。9:00過ぎに自宅を出て9:30少し前には到着です。

伊奈町制施行記念公園駐車場に車を置いて公園に向かい「伊奈町制施行記念公園」とかかれたアーチをくぐって公園内に入ります。

この伊奈町の〝伊奈〟は「伊奈かっぺい」…、ではなく豊臣秀吉の小田原攻めの際に活躍したといわれる徳川家康の家臣・伊奈忠次がこの地に陣屋を構えたことに由来しています。私が通勤に使用しているニューシャトルの丸山駅の周辺にその堀などの遺構が残っています。 そして昭和18(1943)年に伊奈村となり、昭和45(1970)年11月1日町制施行により伊奈町となったのです。そしてその町制を記念して昭和48(1973)年開園されたのです。広さは約10haあるそうです。
本来なら平成の大合併の際に与野のY、大宮のO、浦和のU、上尾のA、伊奈町のIを取った「YOU AND I」合併構想があったのですが、 最終的に合併は浦和・与野・大宮が合併してさいたま市となり、その後岩槻市が編入したのでした。
このときは上尾市が合併に反対し、合併構想から外れたため飛び地となってしまった伊奈町は除外されてしまったのです。 もしこのとき合併していれば、現在ではさいたま市となっているはずでした。是非は別として。
とにかくもこの町制施行から今年はちょうど40周年を迎えるそうで、今年は「町制施行40周年記念 2010ばらまつり」と銘打たれている、記念すべき年のバラまつりなのです。

アーチの入口からまっすぐ進むとバラ園に突き当たります。
伊奈町制施行記念公園バラ園ここからでも十分綺麗なバラを見て取ることができます。一見した感じ以前訪れたときよりもかなり広くなったような気がします。

このバラ園は開園15年後の昭和63年に約270株の植栽で開園したそうです。その後、平成2年4月町制施行20周年時にバラが「町の花」に制定されたのをきっかけとして、徐々に拡大し現在では12,000㎡の敷地に現在約300種4500株以上のバラが植栽されており、この規模は埼玉県内では最大だそうです。

伊奈町制施行記念公園バラ園伊奈町制施行記念公園バラ園まずは入園料の200円を支払ってバラ園に入園します。
入園チケットは通常のチケットではなくシールになっていて、これを身体やモノに貼り付けて見せれば当日に限り何回もバラ園に入園可能なようになっています。なかなか考えられたものです。

伊奈町制施行記念公園バラ園ちょうどバラ園の中央を分断する通路がありますので左側のバラ園から散策します。


クイーンエリザベス最初に目に付いたのが「クイーンエリザベス」で、文字通りイギリスを代表する女王の名を冠したバラです。気品に満ちた…といったところでしょうか。

フリージア次に「フリージア」という名のバラです。フリージアといえば水仙ですが、水仙に似ているから…とも思えませんし、何処からこの名が付いたのでしょうね。でもこの黄色は気品のある色で、とっても良い感じです。

アンドレルノートルこれは「アンドレルノートル」と名の付いたフランス産で、実にオレンジっぽいグラデーションが綺麗なバラです。

ばら園ばら園ブロックでみても様々な色が交じり合って大変美しい光景です。

ばら園ピンクのグラデーションが美しいこのバラは「オーナードゥバルザック」という名で、あの文豪の名を冠しているのでしょう。


中央の東屋のある広場には「伊奈忠次」に関する説明があります。

『今年は伊奈備前守忠次公没400年です!! (1550~1610年)
伊奈町は、武蔵野の面影を残し緑豊かな自然林に囲まれ住んでみたい街として今、最も輝いている町です。
伊奈の由来は、江戸時代初期に関東郡代として活躍した「伊奈備前守忠次公」に因んで名付けられたもので町のいたるところにその歴史と伝統が息づいています。
忠次は天文19年(1550年)に生まれ、初めは熊蔵家忠と言っていました。幼少の頃から人並みはずれた秀才で、志も大きく、徳川家康に使え三河、近江、駿河の三州を駆け巡り、治水、土木、開田をすすめ住民の生活及び徳川家の財政安定に貢献しました。忠次は、豊臣秀吉の小田原攻めに主君家康の命を受け、軍の輸送などに軍功をたてました。家康は三河国小島の旧領地と、武州小室、鴻巣領の1万3千石を忠次に与え、後に従五位下備前守を命じました。
伊奈街における忠次は、小室郷(小室字丸の内)に陣屋を構え関八州(上野、下野、常陸、安房、上総、下総、相模、武蔵)の天領(幕府直轄地を治め、検地の実施、中山道その他の宿場の整備、加納備前堤、川島大囲堤を築堤するなど関東各地にわたって、治水、土木、開墾等の事業に大きな功績を挙げました。また民衆の立場にたって温情ある政治を施し、治水は勿論のこと河川の改修、水田開発、産業の発展を図り、財政の向上に貢献した忠次は、家康の信頼も厚く家臣や領民にも感謝と尊敬をされながら、慶長15年病のため61歳でこの世を去り鴻巣市の勝願寺に葬られました。
平成22年4月 伊奈町商工会・伊奈町観光協会』(現地案内パネル説明文より)

町制施行40周年であると共に、伊奈忠次没後400年という偶然のような(偶然でしょう)記念すべきとしなのですね。伊奈町としても何かイベントをする計画でもあるのでしょうか。
ひょんなことから伊奈町の歴史の一端に触れることができました。

再びバラを観賞します。
カリナ毒々しくも見える「カリナ」は見る人によって受けるイメージが違うのではないでしょうか(私だけ・・・!?)。

アクロポリスロマンティカ「アクロポリスロマンティカ」は全体的にみると色の濃淡があって華麗です。

ストロベリーダイキリ「ストロベリーダイキリ」と名付けられたこのバラは文字通りカクテルの名で、実にキュートな色合いです。

ラディアントパフュームまた「ラディアントパフューム」は上品な黄色いバラですが、パフィームというくらいでバラの香に何となく柑橘系のにおいが混じったような不思議な香でした。

次に目に付いたのが日本産のバラです。
しのぶれど「しのぶれど」と風流な名前がついたバラは、その名のとおり落ち着いた気品のあるパープルのバラです。

るるもうひとつ「るる」は特に形が面白く、遠目からはざくろのようです。

アシュラムドイツの「アシュラム」は大変きれいなオレンジ色で、特にこのバラらしい形状がグッドです。

ハニーブーケアメリカの「ハニーブーケ」というバラはオレンジがかった黄色のグラデーションが気品をかもし出しています。

ピンクノックアウト一面に咲いたこのピンクのバラは文字通りの「ピンクノックアウト」でまさにファンタスティックです。

琴音琴音それとは対称的な白を基調としたしっとりとしたバラが「琴音」です。
しっとりとした落ち着きがあります。

こうして半分近く見てきましたが、やはり以前と比べて大分増えているようで、かなり見ごたえがあります。

ここからは右側のバラ園を散策します。
ユリイカフェンス近くにある黄色いバラは「ユリイカ」で、アルキメデスが〝アルキメデスの原理〟を発見したときに叫んだ〝わかった!!〟というギリシャ語の名を由来としているそうです。
たしか「ユリイカ」っていう本もありましたが、このバラの何がわかったのでしょうかね。

こちら側は一つ一つのバラというよりはガーデンとして整備されたのが、以前と比べて随分と変わったところです。
バラ園バラ園バラ園右側のバラ園の端の部分はスロープで幾分高くなっていて庭園を多少俯瞰できるようになっています。

バラ園バラ園全体の色合いのバランスをみているだけでも見事になりつつありますね。

プリンセスアイコそしてやはりありました「プリンセスアイコ」。絶対に造られるとは思っていましたが・・・。


そして次が今回最高に注目のバラです。
カフェラテカフェラテ平成21年5月17日、伊奈町商工会青年部創立30周年記念植樹「カフェラテ」で、 作出年が2005年でオランダで作出されたものです。

確かにカフェラテのイメージが実によく見て取れます。少し開ききるとイメージが薄れてきますが、咲ききる前の色、形が絶妙にすばらしく、個人的に「シャルルドゴール」以来の超強力インパクトのバラです。
お気に入りのバラにしておきましょう。
マイガーデンもう一つ同じ記念植樹で「マイガーデン」があります。こちらは極々一般的に美しいと思われる白いバラです。
ホイップクリームのようなイメージがキュートです。
カフェラテに入れたミルク!?・・・って、ことではないでしょう。
伊奈の夢石園の一角には「伊奈の夢石」と題されたモニュメントが設置されています。
1999年5月と記載されていますが、以前訪れたときには無かったような気がするのですが・・・。


バラ園バラ園各所にアーチやゲートが造られつるバラで覆われています。
これは自宅の庭で作りたい一番の候補じゃないでしょうかね、一般的に。
平均的に日本で作られたものは比較的清楚であったり、気品の高そうな感じを受けます。
羽衣この「羽衣」などもそうで、何となくこの淡い感じが(写真で伝えられるかどうか・・・)さすが日本の侘び寂び文化を彷彿とさせます。

ジョージベストそれと対称的なのがこちらの「ジョージベスト」です。

北アイルランドの伝説的なサッカー選手ジュージ・ベストにささげられた品種だそうで、売上の一部はジョージ・ベスト基金(肝臓病とアルコール依存症の研究)に寄附されるのです。
恐らくマンUの赤いユニフォームをイメージしているのかもしれませんが、実にインパクトのある真っ赤なバラです。
しかし、日本をイメージしたフランス生まれもあるのです。
ピンクサクリーナピンクサクリーナ「ピンクサクリーナ」という名のバラで、桜のようなバラという意味が込められているそうで、フランスで生まれた「桜色のバラ」なのです。まさに〝サクラ〟のイメージです。

はまみらい「はまみらい」は横浜開港150周年記念として作成された新品種だそうで、明るいサーモンピンクが華麗です。

ブルームーンそして最後がお馴染み「ブルームーン」です。今回「シャルルドゴール」がほぼ終わりかけていたようなので、青バラの代表です。
いつ見ても青バラはあくまでも気高いのです。


バラ園すっかりバラを堪能してきました。

今後もこのバラ園は恐らく拡大・拡充が図られていくでしょうから、毎年来ても常に楽しめるバラ園なのです。
来年も楽しみです。

PS.最後に今回のバラ園の最大の注目を忘れていました。
伊奈ローズちゃん「伊奈ローズちゃん」という〝ゆるキャラ〟です。

伊奈町観光協会PRマスコットの着ぐるみだそうで、当然町制施行40周年を記念してのものです。
伊奈町のオフィシャルサイトによると「伊奈ローズくん」という男の子もいるようです。
実に平和な日本です。

2010.6.25記
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