FC2ブログ


埼玉県上尾市上1382-6  2012.09.01訪問

店舗概要

ブログ【「ゆる~い日記」】のkeny72さんから教えていただき、上尾市在住の私が知らなかった、まさに燈台下暗しの店舗です。
とはいっても、住所は上尾ながら電車でなら桶川駅でないとトンでもない距離にあるので、桶川の店舗と言った方が良いかもしれません。って、どうでも良いことですが、ついでにこの近くにあるブックオフには良く行ってますので、そこから近いとは更に驚きでしたが、ま、これもどうでも良い話です。
keny72さんからお教えいただいたくらいですから目的は明確で、超ド級のうどんを食べに行くのですが、どんな「うどん」なのかは後のお楽しみということです。
(何の概要にもなっていなかった;;)

店舗内外観

駐車場に車を止めたのですが、駐車場の隅になんとも立派な虎の像が置かれています。
利久庵
しかも「天下無双」ですからスケールは大きいのです。
ネームが入っているので利久庵のものでしょうが、何故にここに置かれているのかは謎です。納得できる理由は「いただいたのですが、置く場所がない」と勝手に推測しておきました。
そして更に妙な看板。
利久庵
中央の「和菓子」の貼紙は果たして意味があるのか、無いのか。いたずらにしてはきちんと貼られすぎで、修正ならもう少し方法もあったでしょうに、と思える貼紙。
更に「桜喜び舞う絶品の鴨汁」って一体何を意味するコピー? 寅さんの妹・・・、な、訳無いですよね(汗)。しかも春以外は絶品では無くなる・・・!?
実に摩訶不思議な駐車場ですが、駐車場自体がワンダーランドといえばそれなりの楽しみかたが出来るでしょう。

建物の外観は駐車場と打って変わっていたって風情ある佇まいです。
利久庵
2階が自宅になっている典型的な建物といえるでしょう。
狭いエントランスですが、こじんまりとした中にも和の風情を遺憾なく発揮しています。
エントランス
引き戸の前に「禅味会」なる置物があります。これもまたどんな意味があるのでしょうか。
禅味会
店舗内に入ると、アンティークな時計やら置物、花瓶、更に飾り棚など古風な建物の中にも華やかな空間が広がっています。
玄関 ディスプレイ
右側は麺打ち部屋となっています。
麺打ち部屋
客室はすべて座敷なっていますが、特別に作られたテーブルとイスがセットされています。
座敷
隣の部屋はどこと無く大正ロマンを感じさせるようなランプシェードと赤富士がなんとも対照的です。
座敷
全てがオーナーの趣味といった感じで、床の間のある部屋は元々住まいだったのかもしれませんね。
建物はL字型になっていて、先の離れはいわゆる座敷用のテーブルがセットされています。
離れ
そしてL字の空間が庭になっていて、こじんまりとした落ち着いた庭です。
庭
とことん風情にこだわった店舗といえるかも知れません。

メインメニュー

二色盛 【二色盛】890円
田舎汁うどん 【田舎汁うどん】800円

サイドメニュー

あぶり鴨と鶏つくね焼き 【あぶり鴨と鶏つくね焼き】800円
そば最中 【そば最中】200円(1ヶ)

感想

感想の前に先ず「禅味会」を紐解いておきましょう。

禅味会
『名店案内 そば店100』柴田書店によると、山寺芳男氏が足利の「一茶庵本店」の片倉康雄氏に師事して、昭和31年に「市川一茶庵」を開業。「市川一茶庵」で修業して、全国各地で手打ちそば店を開業する卒業生と「禅味会」を主催し禅味会で一丸となって手打ちそばの神髄を研究しつづけている。現在は、2代目の常三氏が引き継ぐ。
『禅味会』案内文より
心の味わい毎度お引立て項き誠に有難うございます。禅味会も三十五店舗を数え各地で御愛顧頂いておりますが、これも偏に皆々様のお陰によるものと心から感謝申し上げます。そばは、もっとも日本的な食べ物の代表ともいえます。それだけに本物のそば打ちはむずかしく、年数もかかるものなのです。『こね五年 包丁二年 のし三年 味つけ五年 みなで十五』等とことわざにもいわれております。私連は本物のそばを追求して、そば打ちに始まりそば打ちに終ることを人生の楽しみにしているものばかりです。どんなに豊かな時代であっても心で打ち心で味わうそばでありたいと願って「禅味会」を大切にしています。心をつくし、感謝の心をこめて少しでも皆さまによろこんで項けますよう創意工夫をこらし日々努力してまいりました。お陰様でお客様から「手打そば」ならこの店でといわれるようになりました感激でいっばいです。今後ともよろしくお引立ての程お願い申し上げます。
(サイト「蕎麦と日本酒と・・・。」より)

要するに蕎麦職人の会ということのようですが結構有名なのだそうですね、その筋では。私は当然知りませんでしたが、良いことを覚えました。
更に調べてみると、この禅味会の特徴は“鴨”とその店舗の“佇まい”にあるようです。 是非他の禅味会の店舗にも行ってみたいものです。

早速、いただく、というより喰らいついてみます。
極太うどん
この二色盛の蕎麦との太さを比べると、その異様さが理解できるでしょう。
出汁はそれ程辛くなく結構マイルドな味です。 太いだけあって結構な弾力です。
このうどんに対してコシがどうのこうのというのは野暮な話で、単純に極太うどんとの対決を楽しみましょう。
はっきり言って顎が、顎が疲れます。意外と1人では結構大目の量なのかもしれません。
味は、といわれると太いだけあって出汁と絡まない分、噛んでいるうちに出汁の味がなくなってしまうのは否めません。かといって、「ずずず~と」手繰ることも出来ませんし。。。
しかし意外なことに気がつきました。この極太うどん結構塩味が効いているのですね。 試しにそのままで食べると確かに程よい塩味があり、極端に言えばそのままでもとりあえず食べられる程度の塩味なのです。
したがって出汁が口になくなっても、程よい味が持続しているように感じさせられるのです。これはこのお店ならではの工夫なのか、或いは先人たちの知恵なのかはわかりませんが、ネタだけに終らせない意気込みを感じます。(って多分お店の方はウケ狙いでやっているわけではないでしょう;;)
本来なら「鴨汁二色盛」を頼むべきところなのですが、鴨で有名ならそのままの形で頂こうと、今回はサブメニュー的に鴨料理を頂きました。何を勘違いしたのか、「鴨のあぶり焼きと“鴨”のつくね焼き」と勘違いし鴨三昧と思いきや、つくねは普通の鶏でした。
それでも香ばしい香りの鴨のあぶり焼きは、これで一杯やりたくなるほどの美味しさでした。やはり呑まないなら鴨汁のほうが良いかも知れませんね。
そして蕎麦は十割でしょうか、オーソドックスにコシがあり香りの良い蕎麦であることは間違いないです。
流石にここははずさせませんね。

もう一品、家内のオーダーした「田舎汁うどん」ですが、こちらはゴマ風味の味噌出汁です。
それ程甘くないのですっきりしながらコクのある味わいの出汁です。
そしてこちらの“普通”のうどんですが、しっかりコシのある美味しいうどんです。
普通のうどん
説明によれば「禅味会」はお蕎麦の一門という感じでしたが、こちらは独自に開発されたのでしょうかね。
いづれにしても蕎麦もうどんも美味しいというのは、少ない経験値ながら中々無いと思います。しかも佇まいや味だけに驕ることなく比較的リーズナブルなのも嬉しいところです。
蕎麦もうどんも十分堪能できる素敵なお店です。

最後に何となく食べたくなって「そば最中」を注文しました。ありがちなデザートと思っていたのですが、侮ってはいけません“絶品”です。(キッパリ)
まず、最中の皮ですが、蕎麦の風味が効いているのは確かですが、今までの人生のなかで、これほど“パリパリ”した最中の皮は味わったことがありません。「だからどうした」という罵声もあるでしょうが、「水分一滴たりとも含ませてねえぜ」的なこの食感は美味しいというより“パリパリパリパリ~~”といつまでも食べていたいという楽しい食感です。
しかも中には餡とアイスがサンドされ、アイスには蕎麦が入れられている蕎麦アイスなのです。
そば最中
充満する蕎麦の香りと、上品な甘さ、そしてあろうことかの食感というハーモニーがこれ以上ない締めくくりの時を迎えさせてもらいました。

“桜”が喜び舞うかどうかはわかりませんが、喜び舞う客は多いかもしれません。
禅味会は当分マイブームになる予感です。教えていただいたkeny72さんに感謝、感謝です。

2012.09.06記
関連記事
スポンサーサイト





コメント

  1. 四季歩 | ipmCGEIo

    飛んでいきたいと

    禅味会、私もまたく知りませんでした。
    しかし、こういうのは一つの方向付けとして
    わかりやすくて良いですよね。

    私、甘いものにも目が無いものですから、
    最中、どんなものか味わいたくてたまりません(笑)

    こんど、飛んでいきます。

    ( 20:10 [Edit] )

  2. keny72 | -

    さすが!薄荷脳70さんの記事はきめ細かいですね^^

    こんばんは。
    タイトル通りの感想です^^
    僕は写真を撮って、ちゃっちゃっちゃっと感想を書いているだけですが、薄荷脳70さんの記事は丁寧で情報豊富で、いつもすごいなぁ~と驚いております。
    ”普通”のうどんも美味しいんですね。
    今度は「普通のうどん」と「そば最中」を食べに行ってきます(^^
    とても参考になりました。ありがとうございます。

    ( 23:52 )

  3. 薄荷脳70 | -

    四季歩さん、keny72さん、ありがとうございます。

    お二人とも、コメントありがとうございます。
    グルメとはとてもいえない経験値しかないので、別の切り口で表現しないと言い表せないのですね、私の場合;;
    ニュアンスでも感じ取っていただければ幸いです^^
    また、お二人の情報ちゃっかり使わせていただきますw
    ありがとうございました。

    ( 06:08 )

  4. こんばんは

    ここは極太麺で有名な店でしたね。
    私の課題店の一つです。

    薄荷脳70さんのレポートで、ますます行きたくなりましたよ。

    そうそう、私のブログの“お気に入り”に加えさせていただきました。

    ( 23:51 )

  5. 薄荷脳70 | -

    四十路さん、ありがとうございます。

    やはりこのお店はグルメの方たちには有名なんですね。
    お気に入りありがとうございます。私もリンクとRSSは登録させていただいています。
    今後もよろしくお願いします。

    ( 05:13 )

コメントの投稿

(コメントの編集・削除時に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)


トラックバック

Trackback URL
Trackbacks